THE YARDでの「やんばる同窓会」で出会った方たちが、「今観てきた帰りなのよ」と教えてくれた映画
『旅するカジの木倭文』
その時はドキュメンタリーか〜
眠くなっちゃうからな〜
と行く気はなかったのだけど
なぜか
次第に気になりだし
これは見たほうがいいのではないか?
いや見るべきだろう
と
最近はやる・やらない、行く・行かないかで迷ったら やる、行く
を選ぶようにしています
やらないで後悔より、やってみての後悔の方がいいと思うようになったので
場所は渋谷シアター・イメージフォーム
10:30の会しかないため
日曜の朝パッと出かけました
舞踊家の麿とコムアイの神話(役は逆がいいと思った)は白塗りのせいもあって神代の物語に違和感なく
武神にも倒せなかった 神を布の力で従える
とは?!
布とは?!
と研究者の間では長年の謎だったとか
京都の呉服屋源兵衛氏の迫力が半端ないです
圧強め(笑)
この方に直々に「織ってくれ」と頼まれ、ひょうひょうと(見える)引き受け、織り上げる西川氏もすごいなー
徳島(阿波)から千葉へと渡った人がいたため千葉に安房(あわ)という地名があることを知りびっくりしました。
カジの木を育て
皮を剥ぎ繊維を取り出し紡いで糸にし、それを織る
言葉にすると短いけれど、本当に「途方もない」
よくこれをする人がいるものだ・・・
が正直な感想で、生計はどうやってたてているのだろう
と心配になるくらいかけた時間に対しての出来上がり物がわずかです
憧れだけでできる仕事ではなく、人生かけないとできない仕事です
憧れの西川氏の旗は、つくる帯と同じくらい力強いものでした
こういうモノツクリのものを見ると、制作、創作に対する憧れ心がムクムクと湧き上がり性懲りもなく仕事に惑います(不惑はとっくに過ぎているというのに!)
でもそのうち日常に憧れ心は消えていき
それでもいつかこの方の織る帯を締めるのが夢です
若い方々が境内を掃除しまくってました
何かあるのだろうか?