前回の「多分祖母の着物」を着てのお出かけ先はマシュー・ボーンの『ロミオとジュリエット』!

もう何年も前にBSNHKで『眠りの森の美女』を見て
こんなに面白い生の感情を表現しているようなバレエがあるんだ!!!と、すっかり虜になってしまい

『眠り〜』、『白鳥』と来日公演の度に観てきました

そして今回は悲劇の傑作『ロミジュリ』!
どんなふうになってるんでしょ〜♥


この日の配役
ファンとは言いつつ、ダンサーにはうといため誰が誰やら💧

以前は子ども2人連れてだし、働いてもなかったのでいっちばん安い席で、それこそ最上階のテレビカメラの横の時もありましたが、今回は4列目です!
全体を見られる方が良いとも思うのですが、私はダンサーの表情、汗までもが見られる前の席が好きです


さてさてマシュー・ボーン版『ロミオとジュリエット』
舞台はなんと現代の少年少女校正施設
モンタギュー家とキャピュレット家は出てきません
家というしがらみが施設での自由のなさに置き換えられているのだそうな


従兄弟のティボルトは看守のティボルトに置き換えられていて、そのティボルトにジュリエットはレイプされているような・・・
酷い境遇ですショボーン
お話しだとわかっていても辛い・・・


そこに有力政治家の息子であるロミオが入所(どこに問題があるのか分からない優しいお坊ちゃま)
2人は互いに強く惹かれ合い

という流れ

衣装はほぼ全員白

舞台装置はクラシックのような絢爛豪華ではなく金網に囲まれ、両サイドに階段のある無機質なもの

ああ、でもここでバルコニーの「ああロミオ あなたは何故ロミオなの?」をやるかと思ったけど、階段やハシゴを使ったもっと激しい踊りで、若くてピチピチしてキラキラな、それが抑圧された環境であるから余計にキラキラして見えました




私はこの日すごく疲れてて眠く、始まったらきっと寝てしまう
と恐れていたのですが、オープニングのイスをダンダン烈しく鳴らして始まった群舞に一気に目が冷めました👀
迫力!
男女のリフトもいわゆる美しいリフトではなく、かかえたり、肘、膝曲がってたりとユニーク

そのうち男✕男のリフトもでてくるのでは(白鳥であった?)

キスしたままでの踊りも面白かった〜
アレを日本人はできるてしょうか?!


そして話は進みラストはジュリエットがティボルトの幻影と間違えロミオを刺してしまい、ジュリエットも自害
白い衣装が心配になるくらい血まみれです

原作では
愚かな争いへやめるように

となるけれど、こういった施設は・・・
変わるんだろうか?
余計圧が強くなりそうな気もします



ラストだけ写真撮影OKでした

満足そうな主役の2人



ダンサーの人種も様々で、体格もクラシックの人たちよりガッチリしてます。
マキューシオはゲイに描かれてました
多様性〜



夜の渋谷
映画に出てくるシブヤそのまま!

衰退しつつある日本ですか、渋谷が元気なのでまだ大丈夫だ!と嬉しくなりました