今回の帰省で箪笥の中から掘り出したのは、流水のような地紋のある鮮やかなターコイズブルーの色無地と、夏用の絽の着物です。
実家に絽の着物があるのは知っていたのですが、「夏は着物を着ない」としていたので無視していました。
しかし!着物友達ハナさんと7月にお出かけして以来、夏の着物にもぐぐぐっと興味が湧いてきて、また夏にお出かけするかも!?と、ちょいと羽織ってみました。
が
短〜〜い
おはしょり全く出ず
室町時代のような対丈での着方ならできそうですが、そんな着方できないし前がはだけちゃいそうだし
この絽の着物は箪笥ではなく、段ボールに入っていました。他にも5、6枚なかなか良さげな渋めな着物と一緒に。
父曰く 身幅は狭くなく、丈がとにかく短いところをみると、おそらく身長150cmkらいでふくよか体型だった大叔母の着物が着物を着る母の所に譲られてきたものだろう、と。
それにしても段ボールのままって!
母よせめて箪笥に仕舞ってよ!と突っ込んでしまいました。
(箪笥に仕舞ってきましたよ)
さてさてこの短い着物をどうすべいと考え、手っ取り早いのはメルカリですが、見てみると夏の着物は全くと言っていいほど売れていません。
この暑さだものね・・・・
着物が日常の人ならともかく7、8と2ヶ月しか着られない着物には手出さないですよ。
というわけで
このまま段ボールに仕舞われておくよりも
失敗してもいいからジョキンと切って布を足してみよう!と思ったのです。
長い前置きになってしまいました
あちこちのサイトを見て参考になったのがこちら
と
こちら
と
こちら
「身頃に足し布をしての身丈出しは、おはしょりをする腰紐の位置をはさんで、足し布をします。例えば、6cmあれば良いのかな。裾から腰紐の位置が85cmだとすると、82cmに縫い代を1cm付けて83cmのところで切って、足し布分の6cmが出来るように上を接ぎます。 これは、表の生地を使わないで別生地での足し布ですが、袖底などから生地が取れる場合は、揚げの位置で接いでも大丈夫。 上前の衽は身頃と大体同じ位置でしますが、下前の場合は見えなければどこで接いでも問題なし。 衿に関しては、上前を接ぐことはせず、不足分は下前からぐるっと回して、下前だけで接ぐようにした方が恰好は良いです。 とにかく、最初のさしあてが重要なので、目一杯確認してからのほうが良いですね。また、これを仕立てに出す場合、足し布の手間代として追加料金が発生します。」
帯に隠れる部分か、おはしょりに隠れる部分に布足すことが分かりました。
おはしょり部分はその時々によって位置が変わったり、ずれてしまう恐れがあるため帯部分にしようと決めるも
なぜかその部分にパッチワークのようなハギがしてあるではありませんかなぜ〜?
ここに布を足したらこのパッチワーク部分が後ろのおはしょりあたりになってしまう?
となると、避けようとしていたおはしょり部分への足し布しかないのかもしれません。
が、この着物145cmと本当に短いので、二箇所継ぎが必要かもしれません。
そこまでして・・・・つぎはぎだらけにしてまでやる価値はあるのか!?
つづく