Accuphase DP-560 2018年4月15日 搬入
4月8日に返品したESOTERIC K-03Xの替わりに購入した、
Accuphase DP-560が数日前に届いた。
時間をかけないと音質の評価は難しいが、並べて聴かないと機種固有の音質を述べるのは
簡単ではない。
しかしすでに明らかなことは、断然静かな回転音のCDプレーヤーであるということである。
対照機種であるONKYO C-7030は、回転音は静かだが、
電源を入れただけでトランスがブーンと少し鳴る。
40年ほど前、当時発売されたQUADのメインアンプ 405のデザインが気に入って購入したが、
トランスがブオ〜ンと大きく鳴るので、2回返品したことがある。
その後おとなしい個体も下取りに出して、より旧いモノアンプ QUOD 50Eを2台使って
ESLを鳴らしていた。
50万円以上の高額CDプレーヤーの市場は、ちょっと常識から外れていると今回気がついた。
返品したESOTERIC K-03Xの回転音がうるさかったのは、
個体が不良品ではないかと思ったのだが、
その後いろいろ調べた結果、機種そのものの特長と考えるに至った、
要するにメーカーがこのやかましい回転音を承知で発売しているのだ。
ESOTERICだけの問題ではない。
店頭で1台確認しただけだが、Accuphaseの現行最高位機種 DP-720も相当うるさい。
もしわたしがこれを購入したとしたら、即クレームのレベルだ。
いずれも実売価格100万円のCDプレーヤーである。
ここまでの金額をCDプレーヤーに払う人は、音質重視、またはブランド重視で
購入されると思うのだが、不思議なことに機械本体が発する回転音は気にならないらしい。
結局わたしはオーディオに関しては趣味人ではなく、
実用本位で機器を選んでいる、ということが今回のCDプレーヤー購入でよく分かった。