わが家のお節料理(自家製)
ちょうど今、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートがNHKで生中継されている。
メインのプログラムは、当然ワルツ王ヨハン・シュトラウスの作品である。
どれもこれも同じような作品ばかりが並んでいて、毎年聴いていると、いい加減に退屈してきて、
1曲のワルツを300回作曲した、という悪口に一票投じたくなる気分である。
19世紀ウィーンの紅白歌合戦みたいなもので、お祭りとして聴くには良いのだろう。
指揮者はインド人のズビン・メータで、もう30年も前に大阪でロス・フィルを振ったのを
聴いたことがあるが、ずいぶん太ったなあ。
さて、年が明けてこのブログも3年目となり、開始後2年近くが経ってしまった。
当初もそして今も、このブログのスタンスはあくまで「独り言」であり、
自分が飲んだワインの自分のための記録である。
ところが、最近意外にも非常に多くのアクセスをいただけるようになり、
その結果予想外にランキングも上昇し、多くの方に読者になっていただける、
という栄誉ある結果になってしまった。
読者になっていただいている皆さまには大変申し訳ないが、このブログは独り言を
ぶつぶつ言っているヘンコ親父の作っているものなので、基本的には、
同じスタンスのブログ以外は読者になりに行かない、ということにしている。
ご無礼、不義理の点が多々あると思うが、どうぞご容赦いただきたい。
また、最近読者になって下さる方から、ワインを選ぶ際の参考にしたい、という
コメントをよく頂くのだが、おそらくこの点もあまりご期待に添えないと思うので、
ここでついでにお詫び申し上げたい。
その理由は単純で、わたしが今日飲んで美味しいと思い、その感想をブログに書いた
ワインは、すでに市場にないことが多いからである。
インターネットは情報収集には威力を発揮するから、たとえば楽天市場のワインショップで
見つかる可能性は多少あるにしても、街のワインショップの店頭では
まず無理である。
わたしはブルゴーニュワインの初心者なので、ブログを始めてから分かったことが
いくつもある。
ブルゴーニュは悪い意味でマニアのためのワインであり、
繊細なため蔵を出てからの保管が悪いと痛んでしまうやっかいな生もので、
昔からだと思うが、価格に関係なく平気で品質の悪いものが出回っていて、
1万円以上のブルゴーニュなら、3本に1本満足のいくものに出会えたら良い方だし、
飲み頃をはずすと、高いワインでもちっとも美味しくない。
しかし今年もブルゴーニュばかり開け続けるのである。
健康であり続ける限り。