空冷ビートル エンジン不調 その後のあと | Hardship Studio

空冷ビートル エンジン不調 その後のあと


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プッシュロッド、タペットパッキン等の部品が入荷しましたので組付けを開始します。

プッシュロッドは、カットして長さを合せるタイプの物を使います。


実はこのプッシュロッドですが、曲がりを戻して長さを測定したところ270mmでした。

しかしいつものショップさんに聞くと、TYPE1で270mmは聞いたことが無いとのこと

純正タイプの物は280mmだというのです。

古いものですし、どこでどう触ったのかも解りませんので

そこは気にしないで、カットタイプで270mmに作って交換しました。


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ということで、バルブクリアランスの調整に移るため、左側のタペットカバーも外しました。


ふと見ると、プッシュロッドが右側と違います?

右側はアルミですが、左は鉄っぽいです。どうなっているのか??

まあ動いていたものだし、イベントまでにとりあえず動けるようにしなければいけませんので

これも気にしないで作業を進めます。


とりあえず最初の状態で測定すると、0.5ミリのシックネスがズルズルに入ります?

これは広すぎる、ヘインズのマニュアルで確認すると

ロッカーアームシャフト取り付けスタッドが長いヘッドは、IN0.2,EX0.3

短いヘッドの場合は両方とも0.15とあります。


確認すると、左は長いスタッド、右は短いスタッドです??

ヘインズのマニュアルにも

”必ず全てのスタッドを点検すること。右側ヘッドと左側ヘッドで違う場合がある”

と書かれていました。

ちなみに車台番号からして67年、エンジンはFO型ですけど。


もう訳がわかりません。左右でバルブクリアランスを変えろということでしょうか???


訳がわからないまま、今回は全部IN0.2,EX0.3に合せました。

もともと全部0.5以上の状態でしたし、それよりは良いと思いますので…