L28エンジン分解②
分解中のL28エンジンですが、少しづつ進んでいます。
オイルパンを外し、コンロッドの破片とピストンを摘出しました。
写真の通り無残な状態になっていました。
オーナー様の話では、高回転時にマフラーから白煙が出ていたということでした
オイル上がりを起こしていたと思われます
ピストンリングを点検してみると
この通りリングの合い口すき間が考えられないくらい広い状態でした。
どうしてこうなったのか、組付け時に確認をしなかったのか、疑問です…
シリンダーヘッドも分解していきます。
この状態までばらして、軽く洗浄します。
洗浄のついでにバルブの密着を確認するために、ポートに水をためてみます。
3番は全くたまらず流れ出てしまいます。
バルブがピストンに当たっているのですから当然ですが。
バルブを外しました。こんなに曲がっています。
今回分解したL28エンジンも、最近では希少になってきたと思います。
その為、修正すれば使用可能な部品については全て保管しておくことにします。
近々エンジン製作の依頼が入る気もしますので。