DINO ベルト鳴き | Hardship Studio

DINO ベルト鳴き


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DINOの整備依頼をいただきました。

ベルト鳴きと、右ヘッドライト不灯の修理です。


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ベルトを点検したところ張りが弱い状態でしたが、劣化も進んでいる様子でしたので

お客様にその旨を報告し、ベルト交換を実施することになりました。

ベルトの交換は、右リヤタイヤを外し内側のカバーを外して行います。

この車両は後付けクーラー装着車ですので、狭いスペースでの作業となります。


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クーラーのコンプレッサーはこの位置です。

ものすごく狭いスペースに器用に取り付けてあります。

クーラー取り付け時は右側燃料タンクを取り外して行ったものと思いますが

今回は数種類の工具を使用して、何とか取り付けボルトを緩めることができました。


しかし、コンプレッサーのプーリーとオイルフィラーキャップのパイプの隙間が非常に狭く

ベルトをくぐらせることができなかったので、シリンダーヘッドからパイプを取り外すことになりました。


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ヘッドライトは当初バルブ切れと思ったのですが

外して確認したところバルブの不良ではありませんでした。

次にヒューズを点検。切れていません。困りました…

しかし、もう一度スイッチをオンすると点灯するではないですか?

”もしかして” ヘッドライトを点灯したままヒューズを触ってみると

接点から火花が出てライトが点いたり消えたりします。原因はヒューズホルダーの接触不良でした。

ヒューズの接点をサンドペーパーで磨き、接点復活スプレーを塗布したところ、症状は改善しました。

念のためすべての接点に同じ処理を施し、作業終了です。