潜在意識のウソ

 

 

数年前のこと、出張であるお宅に定期的にお邪魔しておりました。

 

そこに、小4くらいの男の子がいました。

 

行くといつも野球のテレビゲームをしている。

彼は上手かった。

 

彼は興奮して友達に話していました。

 

『マジ、オレ天才過ぎねー?本当マジ、プロ野球行ける!行けるよな?』

 

彼の空気感を活字で伝えるのは難しい。

 

彼は本気でプロ野球選手になれると確信していた。

 

 

 

友達がいない時も、テレビゲームを真剣にやっていた。

 

彼は僕に声をかけた。

 

『おじさん(僕のこと)、野球やったことある?』

 

『小学生と中学生でやっていたよ。大人になってから草野球チームにも入ってたよ』

 

『なんでプロにならなかったの?』

 

僕『なりたくてもなれないよ。と言うか、中学生の時点で無理だと分かった』

 

彼『へぇ〜オレプロになるんだ。前田もダルビッシュもオレのこと抑えられないもん!』

彼はエヘンと胸を張った。
※当時、セリーグとパリーグを代表する投手。テレビゲームの中では、打ちまくっていたみたいです。

 

 

 

僕『それはすごいね。ダルビッシュを打てるならプロになれるね』

※大人げなく棒読み

 

彼『うん!オレ、マジやってやる!!!』

 

 

 

そして彼は鼻息き荒くテレビゲームに向かっていった。

 

実は彼、バットもグローブも持っていない…

 

 

 

潜在意識を語ってる有名な著者の本を読んだことがあります。

 

思ったことはなんでも叶う。

 

潜在意識を書き換えれば、全て叶う。

 

僕はツッコンだ。

 

彼が絶対的な確信を持ってプロ野球選手になれると思っても、テレビゲームだけでプロ野球選手にはなれない。

 

その後数年お付き合いがありましたが、もちろん彼は野球をしていません(笑)

 

 

潜在意識のホント

 

小学6年生のころ、僕はあることに悩んでいた。

 

勉強をめちゃくちゃして東大に行くか…

 

野球部に入ってプロ野球選手になるか…

 

進路に悩んでいました。

 

『さすがに両方は厳しいかな💦良し!んじゃプロ野球選手になるか!』

 

『なりたい』ではなく『なる』と決めていました。

 

なれないわけないと本気で思っていたのです。

 

今と違い情報が少ない時代で、決めれば何にでもなれると本気で思っていました。

 

 

 

中学に入り野球部へ。

 

自分で言うのもなんですが、練習はとても良かったのです。

 

良く打てるし、ファインプレー的な守備で監督や先輩をびっくりさせたこともあります。

 

走るのも速かったので、監督には期待されました。

 

自宅練習も良くしていました。

 

しかし、本番にめちゃくちゃ弱かったのです。

 

特にバッティングです。

 

 

 

練習はいいのでレギュラーになる。

 

本番に弱いので、チャンスで見逃し三振とかの1番やってはいけない最悪なことをする。

 

ベンチに戻ると監督に殴られる、蹴られる。

 

チームメイトの『はぁ…』という聞こえない溜息。

 

後輩からの冷たい視線。

 

 

 

 

バッターボックスに入ると、見逃し三振して監督に殴られる映像しか頭に入りませんでした。

 

バットを振って凡打して、チームメイトの『はぁ…』という顔しか浮かびません。

 

で、イメージ通りにチャンスを潰したりします。

 

『思考は現実化する』の典型です。

 

その繰り返しです。

それでも練習はいいので、ずっとレギュラーでした。

 

自他ともに認めることなのですが、当時、部員の中で2番目に殴り蹴られていたのが僕です。

 

1番目は、優秀だがキャプテンという立場なので、全責任を負わされて殴られていた。

 

僕は、試合でチャンスを潰しまくりで殴られていた。

 

嫌味に聞こえるかもしれませんが、試合に出なくていい友人が羨ましかったりしました。

 

 

 

まだ若かった20代の監督に、今なら言えます。

『イメージトレーニングを取り入れた方がいい』

 

当時の監督は、若かったこともあるでしょう。

 

ヘマをしたら、殴るという選択肢しかありませんでした。

 

ひたすら練習をして、ヘマをしたら殴るの繰り返し。

 

プロ野球選手になると決めていた僕は、いつしか『野球とは殴られるもの』になっていました。

 

 

 

とにかく、部活引退に焦がれるような中学生になってしまいました。

 

当時、部活をやめるという選択肢も与えられなく、ただ牢獄にいるような気持ちで野球をしていました。

 

野球好きな人が嫌いになるくらい野球が嫌いになり、高校では野球部の選択は全くありませんでした。

 

 

 

あの頃僕は、6年生で描いていた『プロ野球選手になる』という確信のまま部活をしていたら…

 

そう思うこともあります。

 

プロになれなかったとしても、娘に自慢できるくらいの何かを残せていたかもしれません。

 

 

 

潜在意識は、努力する力が伴って発揮する

 

本物のバットを振ってもいないのに、ダルビッシュの玉が打てると本気で思っている彼。

 

彼のポジティブさはすごいです。

 

 

 

僕が中学の時の監督は、甲子園に行けるレベルの高校でレギュラーをやっていた方。

 

監督の指導は、かなりキツかったです。

 

そのキツい練習をしてなお、自宅に帰りバットを振り続けた僕でした。

 

しかし本番のバッターボックスでいつも『打てなかったら、また殴られる』を思い込んでいた。

 

 

 

ダルビッシュの玉が打てると思い込めるアホなポジティブさと、僕のような練習真面目が合わされば、すごいことになっていたかもしれません。

 

潜在意識だけでは、どんなに望んでも何も達成できません。

 

潜在意識がマイナスだと、どんなに努力しても何も達成しません。

 

これは僕が経験して感じたことです。

 

 

数秘を知ると、どちらの傾向かが分かります

 

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お子さんの数秘をきちんと把握しておくと、育て方が変わってきます。

 

テレビゲームだけでプロ野球選手になれると思いこめるポジティブさは良いと思います。

 

そのイメージのまま、本物のバットを振らせて練習させてください。

 

 

 

どんなに練習しても、『どうせ打てない』と思い込む昔の僕のようなタイプなら、時にはバットをおかせてテレビの前に座らせてください。

 

ホームランを打って、歓喜に包まれる映像を何度も観せてください。

 

数秘を知っておくと、どちらの傾向かが良く分かります。

 

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