DMGP2022が終わって1週間が経過。

3年ぶりに開催されたGPは2日間夢のような時間でした。

 

参加された方も、SNSで見ていた方も熱狂する最高のイベントだったのではないでしょうか。

本来であればイベント終了直後に書いた方がこういった記事は沢山の方に読んでもらえると思うのですが、今回は沢山の人に見てもらうことが目的ではないため少し時間を空けてみました。普段twitterで呟いている松浦は遊園地のマスコットだとすると、この文章を書く松浦はマスコットの中の人みたいなものです。(※実際の遊園地ではマスコットの中に人などいません!)

 

本音を整理して今後自分がどうなりたいのか、という部分を明白にしていきたいと思います。

読んでくださる皆様は少しだけ私の独り言にお付き合いください。

 

GPの運営スタッフというのは楽しいことは保証しますが、楽ではない。

遠くから東京まで移動して宿泊して、丸々2日間を運営スタッフとして活動することになります。途中休憩等はしっかりと頂けるのですが、それでも体力や拘束時間や旅先であることを踏まえるとそこそこハード。

しかし3年ぶりに開催された、3500人以上が目の前で燃え滾っている大会ではそのようなことは忘れてしまっていた。

体も心も勝手にいつも以上に動く。デュエルマスターズが大好きな仲間がこんなに集まっているというだけでエネルギーを貰っていたし何より嬉しかったですね。単純明快馬鹿な感想ですが、人が沢山来てくれているというだけで自分がしっかりやらなくちゃ!という謎の使命感が芽生えて、もっとなにかできることをしたい!って気持ちになったんですよね。

 

じゃあそんな元気な状態の松浦はGPでいったいどんな仕事をしていたの?と言いますと

 

・デッキリストの管理

 

を2日間担当しておりました。

 

(/_;)「めっちゃ裏方やん…。」と思った方、その通り。

 

認定ジャッジってフロアにいてジャッジコールをとったり、フィーチャーテーブルについてルールミスを発見して指摘するのが仕事なんじゃないの!?と世間一般的には思われていると思うのですが、それだけではない。

 

フロアジャッジ一つとっても会場ルールを守るように注意したり、盗難防止のために呼びかけをしたり、落ちているゴミを拾ったり、椅子や机を綺麗に並べたり、席やトイレ案内だったり…挙げたらきりがないけどいろいろある。特に今回は立ち見の禁止等会場ルールを守るように選手に注意するのが多かったかな。

 

スコアキーパーは選手には見えない位置にいる人達だが、ヘッドジャッジ以上に大会に影響を及ぼす重要ポジション。特に大型大会のスコアキーパーは生命維持装置。(止まったら大会が死ぬ。)

 

プレイヤーが想像しているジャッジ像の裏側は地味な作業の塊だと思われる。

 

デッキリストの話に戻すと、これだけ沢山の人が参加するということは通常のCSであれば数分の作業であるデッキリストの管理も専門の人に事前に準備してもらわなければ成り立たない。私は自分でも大会を開催している都合上こういった裏方作業には以前からとても興味があった。

 

リーダーが用意してくれたシステムを使い沢山の紙と向き合う作業。

 

実際にやってみた感想としては、当日のデッキリストの整理は完全に事務作業だった。でも次回以降のシステムの効率化等を想像しながらやると楽しかったり、何より壁の向こう側に3500人以上が集まってくれているので責任を持ってやり遂げたいと思える。終わった時の達成感はすごい。

 

合間でフロアジャッジもやらせて頂けるので、ただデータと向き合うだけで終了!なんてことにはならない。いろんなチームに参加させて頂きました。ジャッジリーダーや面子によってそれぞれ空気感が違う。

 

また次回以降でもしデッキリスト管理をやらせていただけるのであれば是非やりたい。わざわざ地方から来て宿をとって事務作業を楽しむことが出来る人というのは限られているのではないだろうか。ならば自分がこの場所のプロフェッショナルになって今後も大型大会を支えていきたいと強く思った。またやらせてもらえるかどうかはわからないけど。

 

勿論フロアジャッジのチームリーダーや大会のヘッドジャッジになりたいという思いはある。いつかやりたい。

でも大型イベントは自分の物ではないので。自分がやりたいことよりも、皆が必要としていることを探してそれを一生懸命やりきるくらいが私には合っていると思う。

 

 

 

 

その他にGPに参加して良かったと思えたこと。

GPは地方の認定ジャッジや主催者が集まる珍しい機会。そういった方々と大会運営に関して意見交換できたのはとても良い経験になった。主催者って当たり前だけど参加者に対して圧倒的に比率が少ないので孤独なものだと私は思っている。

そんな中地方の他の方々が同じような問題に悩んでいたり、それぞれ奮闘されている話を聞き、姿を見ることができて元気貰いましたね。

皆同じ空の下で頑張っているんだな~!!!!!!

 

 

GPの存在は自分の大会にも良い影響を与えてくれる。

rengeijiはもうすぐ3年経つがその9割以上はコロナとの戦い。

席数の関係で小規模でしか開催できなかったため、単体の大会としては少し物足りなさを感じていた。選手も多分そうだったと思う。

そんな中超CSやGPというその先の目標ができて、同じrengeijiでも以前より高いモチベーションで参加できるようになったのではないだろうか。

 

rengeijiは単体で大きくしていきたいというビジョンはあるが席数ルールがなくなってからの話。

しばらくは大型大会への繋ぎという形でも良いのではないかと思っている。

ただそんな中でも今まで広く浅くなっていた選手へのサービスを少し狭めて手厚くしていきたいと思っていたりもする。

動画撮るならちゃんと撮って編集するとか、デッキ母数だけ出して終わりにしないとか、色々考え中。

 

今回のGPで学んだことでスマートフォンからスプレッドシートがちゃんと動く。(今まで文字化けして使えないものだと思っていた。)こちらで用意さえすればスタッフにお願いできる仕事の幅が確実に広がるなと。まだまだ効率化できるサービスはあるのでそれを追求していきたい。

 

 

 

 

GPが終わって次のGPも発表されている。

先が見えなかったこの3年間からようやく抜け出すことができたようだ。

私は主催者としての日常に戻るけれども、選手の皆と一緒に次のGPに向けて進むことができるのがとても嬉しい。