福島 章恭(あきやす)先生の地元の記事 | 須賀川混声合唱団&なるほど・ざ・すかがわ ウルトラFM

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練習日誌を中心に 福島県須賀川市にまつわるQUIZ

2021年 町田タウン誌の記事です

先生は須賀川混声合唱団60周年記念演奏会に 客員指揮者として「みずのいのち」を振っていただきました。

 

 

上質な音楽で心に潤いを

 ○…「失われた日常を取り戻し、乾いた心を潤したい。遠出ができない今、地元で上質な音楽を」。そんな思いで開くコンサートの指揮者を務める。ベートーヴェンの交響曲第7番はテレビドラマ「のだめカンタービレ」で話題になった曲。躍動感に溢れ、元気になりたい今にピッタリだと選曲した。ベートーヴェンは「音楽家にとって避けて通れない存在。ずっと表現したかった」。その願いが叶う。

 ○…大阪フィルハーモニー合唱団の指揮者。音大を出た後、仕事がなく中学校の合唱クラブで代役として合唱指導をしたことが指揮者になるきっかけだ。娘二人が通っていた南中学校でも縁があり、PTAコーラスの指揮者を買って出た。その中のメンバーとは今でも自身が立ち上げ、指揮をする女声合唱団「スウィングロビン」で活動を共にする。「合唱三昧。皆さんの人生を変えてしまったかも」と笑う。

 ○…内気な幼少期。父が持つ歌謡曲や映画音楽など様ざまなレコードに没頭。そんなに音楽が好きなら、とピアノを習わせてくれた。小6の授業で聴いた「第九」に感動し、クラシックのとりこに。進学校に進むも高3の春、周りの友人らに勉強ではかなわないと感じ、好きなことをやろうと音大への道を模索。町田市の清島美代先生の門を叩いた。「実はピアノは小3でやめてしまって。それが功を奏したのかも。先生の勧めで声楽の道に進み、それを活かして合唱指揮者になっているので」と振り返る。

 ○…今の望みは自身の指揮にほれ込んでくれた知人が主催する音楽祭に出ること。海外渡航が解禁されてウィーンのシュテファン大聖堂で再び合唱の指揮をすること。全てを止まらせているコロナの収束と日常が戻ることを願ってやまない。