今回はグリムじゃないけど、どろどろなお話読んでみました。原作はあの内田春菊先生。男性には困った存在ですよね、岡崎京子先生とかといっしょでー。(笑)
なんかそこはかとなく、♂への悪意が漂ってくるんですよ、彼女たちの作品って。
だから、日ごろ悪行の絶えない殿方だと、結構イタイらしいです。もっとも、本当に悪行積んでる男性は、漫画ぐらいじゃびくともしないでしょうけどね。
さて、この漫画「ぬけぬけと男でいよう」って作品です。
角川文庫で小説版がでてますけど、私が読んだのは漫画のほう。漫画アクションっていう男性向け青年誌でコミカライズされました。
男性からの人気はイマイチみたいですけど、イワシタシゲユキ 先生の作画がなかなかいいんですよ。イケナイふんいきがたまらない。
エロかわいい愛人、もと女優の奥さん、愛人二号の職場のOLさんと、美人三人を渡り歩く、トンデモな男性のお話なんですね、「ぬけぬけと男でいよう」って。
カーセックス、オフィスラブ、ラブホ、おうちで夜の営みなどなど、さまざまなシチュエーションでインサートするわけですけど、女性の表情がなんともいいです。
青年漫画は男子目線のラブシーンがふつうだと思いますが、この作品は女性主体ですね。さすが内田先生。いつもは冷たい奥さんが挿入をせがむシーンとか、愛人のパンストをむいて着衣Hとか、エロいけど女性のあえぐ姿が、いやらしくてカワイイ。
でも、この作品の本質はエロじゃないんですよね。女たちは抱き放題などうしようもないオトコが愛娘にだけは無償の愛を捧げ、ときどきだけど、泥沼の底にいることを悩む・・・
人はいったい、何のために生まれ、何を目的に生きる・・・そんな哲学的命題も少しは(笑)考えさせられるんじゃないかなー。
まー。中間小説そのものと言えなくもないけど。d(^_^;)