長くなったので、前回の続きです。
そんな画家さんのように
ステキに描けたらな~と思いつつ
目の前の絵に戻る。
そのレクチャーから少したって
風景画の中の建物部分を描いているときに
先生から
「少し、縦長な気がする」
と。
たしかに・・・そんな気もする。
(転写ではなく)自分で下描きしてるから
多少のズレはあるとはいえ
そういわれると、縦長かな。
なので
その比率をメジャーで計って計算。
実物は屋根と壁の比がおよそ1:2。
ただし、厳密には、1:1.99999くらい。
私の絵も同比がおよそ1:2。
でも、厳密には、1:2.00111くらい。
ゆえに
私の絵は1ミリくらい・・・壁が長い
ということがわかりました。
いつも来ている生徒さんたちは
私が比率計算で求めたことに
感動してましたが
これが一番手っ取り早いと思った私です。
ということで、この1ミリの差を修正。
たかが1ミリ、されど1ミリ。
やり方を間違えると悪夢が訪れます。
ですが、私、この手の修正が得意。
個人的に、この手の修正を
「整形手術」
と呼んで楽しんでいます。
過去に
ネコやイヌなどを描いたときに
何度も何度も、修正したから
得意になったのですが
どうしても
ネコの輪郭とか耳の位置とか
描いているうちにズレるんですよ。
それを修正していくうちに
アゴ削ったり、耳直したりって
整形と同じだなって。
面白がって楽しんでいます。
以前は色鉛筆画、いまは油彩画。
ときどき水彩画を描きますが
すべて整形手術可能です。
この中では水彩が一番難しいと
周囲からもよく言われますが
たぶん・・水彩での修正が
一番得意かも。
ほぼ塗りなおし?くらいまでできます。
絵を描くにあたっての
一番得意なのが「修正」ってのも
なんですが。
・・ということで
建物を修正(整形手術)。
ある程度、時間内に修正したのですが
これでまた、しばらく筆を持たないと
感覚を忘れてしまい
残りの部分を修正するときに
バランスが悪くなりそうで
・・ということで
めずらしく、時間延長。
たぶん、数年ぶりの延長。
そして
建物まわりを、じっくり描きました。
これって念願だった
「強化月間」
になっているのではなんて
喜んでいます。
たった1日だけなのに。
あれこれある毎日ですが
キャンバスに向かって
ただただ描くっていう時間は
貴重だなって思っています。