昨日は神戸で友達の結婚式があって。
今、ホテルでW杯見ながら書いてます。。。
これから、または来年以降、就職活動って人。
面接で、「目標とする人物、尊敬する人物は誰?」と聞かれて、
なんて答える?
「親です」っていう人もいるかもしれない。
今回は、そんな人に向けての一つの考え方。
自分を生んでくれた、あるいは自分を育ててくれた親を尊敬するのは良いこと。
恩ある親を目標にするのはまったく悪くない。道徳的には素晴らしい考え方。
おそらく親の立場で、子供が就活の時に「尊敬する人物は親です」と答えているのを知ったら涙が出るほどうれしいだろうし。
でも、親が嫌いだと声高に叫ぶ不孝者よりははるかにマシとはいえ、わざわざ公式な場面で「親が目標」って言うことはどうだろう?いったいそれを叫んで、何を証明しようとしてるのか?どんなメリットがあるか?
尊敬する人物、目標とする人物を問われた際に「父親」「母親」など肉親・保護者を挙げる学生がかなりの割合で存在するそうです。
社会人としての第一歩を踏み出すための公式な場所で「お父さん・・・お母さん・・・」なんて平気で言えちゃう甘えん坊ぶりはどうだろう?
子供が親のことを好きで尊敬するのは社会では当然のこと。
そうじゃない人も現実的にはいるだろうけど、それはあくまで一部のアウトロー的な考え方。しかも、どんな事情があろうが親がいなければ自分は存在しないはずだし、親・保護者がちゃんと育てなければ、そこまで大きく成長できなかったはず。
そんな相手を好きとか嫌いとか、尊敬しているとかしていないとか・・・そんな次元で悩む方のはどうか。
同じ質問をされて「中学の担任教諭」「高校の担任教諭」「大学の担当教官」「サークルの先輩」「バイトの上司」などなど、世間的に認知されていない無名の人物を挙げるのも戦略的ミスを犯していると思う。
きっと本当にその人物を尊敬しているんだろうし、目標としてるんだろう。でも、決定的な思い違いをしてると思う。エントリーシートや面接は、正解を答えたからって合格するわけじゃない。事実を正確に答えたからって誰も誉めてはくれない。相手に伝わらなければどんなに立派な話でもまったく無意味だという現実を忘れちゃいけない。
挙げた人物を採用担当は知っているか?
まったく知りもしない人物のことを語られて・・・採用担当はどうやって頭の中でイメージするか?それを答え
た人のことをどうやって判断するのか?
極めて限られた時間だというのに・・・一からそのマイナーな人物のことを説明するのか・・・・?
“親思い”であることは決して否定しない。僕も父、母のことが大好きだし、学ぶことは多かったし尊敬してる。
じゃあ、エントリーシートや面接で「尊敬する人」「目標とする人」を問われて、親の名前を出さないほうがいいのはどうしてか?理由は実に簡単。
ちっぽけで世間知らずだと思われるから。
20年以上も生きてるのに、親以外に尊敬する人物に出会うことが出来なかったということになってしまうから。
国家⇒自治体⇒町内会⇒家族⇒個人。家族とは社会組織の最小単位。生まれた瞬間に自動的に組み入れられる組織。引きこもりになろうが、ニートになろうが所属出来る組織。それが家族。
そんな受動的でちっぽけな組織で見知った人物を、わざわざ公式な場所で「尊敬してます」「目標です」なんて言ってしまっては、その人の世界が非常に小さなものであることを逆証明してしまう結果になると思う。普通、20年もまともに生活していれば、親以外に尊敬出来る人物に出会うのが当然。目標とする素敵な人物を発見するのが普通。怖い落とし穴。
大学生にもなれば親以外に素敵な人に会ってるだろう。
さらに “無名の身近な人物” を挙げた場合も同じ。面接もESも「相手に伝わってナンボ」の世界。
「尊敬する人」を問われて、面接官や採用担当が知らない人物を挙げても、イメージを相手と共有化するのは不可能。肝心の「尊敬する理由」「目標とする理由」を語る前に、まったくゼロからその人物のことを説明しなくちゃならない。
これは非常に大きなロス。もったいない。自分自身のことを語るだけでも精一杯なのに、まったくの第三者である他人のことを説明するために、限られた貴重な時間や紙面のスペースを割くことになる・・・。
しかも加えて大きなリスクまで発生してしまう。説明するその人物像が正確に相手に伝わるかどうかが
かなり怪しい。説明に失敗するリスクを負ってしまう。相手が知らない人物を挙げるということは、余計なリスクを1つ負ってしまう。
どんなに親のことが好きでも、エントリーシートや面接から「親」という言葉はなくしたほうがいい。もちろん悪印象を持たない面接官だっているけど、悪印象を持つ危険が実際にあるのも事実。就活で冒険はしないほうがいい。
次に、「尊敬する人」「目標とする人」の答えを準備しておく。面接官とイメージ共有を一瞬に出来るように、必ず有名人にしておく。歴史上の人物でもいい。なるべく万人が同様の印象を持っている人物を探す。これが相手に正確に自分のことを伝えるための戦略。
あと、なるべく評価が分かれるような人物は避けたほうがいい。基本的にはクセのある人物、好き嫌いが分かれる人物は避ける。面接官が嫌いな人物だった場合を想定して危険を避けるため。就活で冒険はタブー。
もちろん、目標、尊敬する人物は親で構わない。ただ、それを面接の場などでアピールするのは、自分を小さく見せてしまう要因になるっていうひとつの考え方でした。