みなさんこんばんは。
バレー部員がミスドで食べるドーナツの個数が3~4個であった中、ただひとり8個食べていたDJkenです。
2006年12月6日、僕は出会いました……
この日の調理学実験が終わり(来週の金曜まで毎日調理学実験です。つ…つかれる…)、前回の生化学実験のレポートを作成しなければならない僕は、さっさと学校を去り、学校帰りにニシナによりました。
しかし、この日調理学実験で、ビスケットやら、あんまんやら肉まんを食べた僕は、まったくおなかがすいておらず、夕飯を買いに来たわけではありません。
8日提出のレポートにこれから立ち向かうため、今後の食料が必要です。というわけで、別に今日食べるわけではなく、おでんを作っておこうと思い、その材料を買いにきたのです。
「大根と、じゃがいもと、こんにゃくと…あと何にしよう」
買い物かごに材料を入れながら、練り物コーナーへ到着しました。
ちなみに、僕は一人暮らしでおでんを作るのは(おでんをただ煮るだけと思うことなかれ…おでんだって立派な“料理”です。奥が深い…)初めてで、実家のおでんには、“すじ肉”が入っていません。
そして、“ちくわぶ”も入っていません(どうやら“ちくわぶ”は関東が発祥の地であり、関西ではなじみがあまりないようです。実際、関西人である僕はまったく関わりを持ちませんでした)。
“すじ肉”は食べた事はありますが、“ちくわぶ”は食べた事もありませんでした。
練り物コーナーで僕は具材を選びました。
「さつまあげと…じゃこてん(じゃこが入った揚げ物)と……。ちくわぶ…か…」
“ちくわぶ”の横には“ちくわ”もありました。
「なんかよくわからんけど、“ちくわぶ”買ってみるか。んじゃ“ちくわ”はいらんな。なんか名前似てるし、おなじようなもんやろ、たぶん。」
最後に、肉コーナーで串に刺さっていない、牛すじ肉を買い、家へ…
そして家に帰り、レポートに着手する前に、おでんを作ってしまう事にしました。

最終的にエントリーした具材は…
・大根、こんにゃく、じゃがいも、たまご、すじ肉、じゃこてん、さつまあげ、そして“ちくわぶ”
「まぁ大根、すじ肉あたりがぶっちぎりで、おでんの主役になるんだろうな。」
そんな事を考えながら下準備した各種具材をじわじわと煮る(鍋一つだと入りきらなかったので、二つの鍋に分割)。
そして完成。
あまりおなかはすいていなかったが、たまごをのぞく各具材を一つずつ食べる事に。
ありゃーまだ大根あんまり味ついてないなー。じゃこてんはなかなか美味しいなー。じゃがいもホクホクしてるなー。ん…“ちくわぶ”……か…どうせ“ちくわ”と同じような……………

こ…こいつ…
…うっ…うまい
なんだこれは!!おれは夢でも見てるのか!!これほどのツワモノが今まで、姿を現さなかったなんて…“能ある鷹は爪を隠す”…いや“能あるちくわぶはうま味を隠す”とはこのことか!!どれ…戦闘能力値は……ピピピピ……ご…五億だと!!!!!たまごの戦闘能力値が150…あの大根でさえ戦闘能力値は200だというのに!!五億だと!!!!こいつのポテンシャル(潜在能力)は測りしれない!!野放しにしておくと危険だ!!それになんだこの口当たりは!!舌の上でなめらかさを保ちつつ、品のいい歯ごたえが充分ある!!しかも自分を主張しすぎない味だ!!!こいつは、やるときは『ガツン!!!』とインパクトのある歯ごたえで立ち向かってくるが、謙虚な一面も垣間見せるいいやつだ!!!!“ちくわぶ”とおでんの汁のまろやかなハーモニーが口の中に奏でられると同時に、“ちくわぶ”が楽しそうに踊っている!!!これはそう…ワルツだ!!!!しかも“ちくわぶ”とおでんの汁はまったく喧嘩していない!!!とても仲好しだ!!!こいつら結婚25年目の夫婦くらい仲がいい!!!かといって刺激がまったくない夫婦なわけではない!!!こんなにも仲がよくてもたまには夫婦喧嘩もする!!!でも見てみろ!!!すぐ仲直りだ!!!仲直りした夫婦を他の具材もやさしく見守っている!!そう!!“ちくわぶ”はみんなに愛されているいいやつだ!!!この“ちくわぶ”が周りの具材に慕われているのには、わけがある!!!それは一種のコミュニティーであるおでんの中で、おごり高ぶることなく謙虚な一面を………いいやつだ!!!………………………そしてあの時だって、ライバルである名前のかぶっている“ちくわ”をいじめからまもってやったのは…………………いいやつだ!!!!……………たまには、自分の責任感を重く感じてしまい、くじけそうになるが…………ワルツだ!!!…………大ベテランだ!!………ハーモニーが………まったりとした口当たりに…………それでいてクセのない…………いいやつだ!!!!……いいやつだ!!……
こうして、今回初めて食べる“ちくわぶ”が、僕の好きな食べ物ランキング上位に一気に食い込むと同時に、おでんの他の具材を蹴散らして、主役をかっさらっていった。