英語と子育ては、娘の誕生以来、私の2大パッションでしたメラメラメラメラ


その一人娘も大学生。英語科に在籍し、昨年9月からシアトルにて留学中です。


このシリーズでは、子育てと英語(主に英語本の読み聞かせと多読)について、また、そこに至るまでの私の英語修行を、子育てのエピソードを交えながら紹介したいと思います。





・・・・クローバークローバークローバー


前回の予告通り、今日は私の辞書とのつき合い方についてお話ししたいと思います。


洋書を読み始めた当時は知っている語彙数が圧倒的に少なかったですね。

洋書にかかるまでは、記事を読むことが多かったというのもあり、小説でよく使われる叙述のための語彙がまったく不足していました。


小説ですから、たとえば「笑う」でも、いろいろな笑い方が出てきますね。ざっとあげると 単語だけでもchuckle, giggle, mock, jeer, sneer, scorn, smile, snicker などなど。

走ったり歩いたりといった動作だってしかりですから、ほんとに辞書引きまくりでした。


この頃は英語力も今よりずっと未熟で、知らない単語を調べるためだけに辞書を引いているといった状態でした。


そんな私が本当に辞書の面白さに目覚めたのは、電子辞書に移ってからですね。

ペーパーの中辞典では載っていない単語も結構あって、大辞典が欲しいと思うようになった頃です。


何かで、洋書を読むならリーダースとリーダースプラスが必要、なんてことを小耳に挟んでいたものですから、その二つがコンテンツとして入っているもの、という基準で選びました。


これらの辞書はオンラインでも閲覧できます(有料)。気楽に持ち運びがしたかったので、電子辞書にしました(当時はまだiPadもスマートフォンもありませんでした)が、ちょっとお値段がしましたね。

リーダース等研究社の辞書が入ると今でも、安いものでも3万くらいはしますかね。


電子辞書もピンからキリまでで、安いものだと5000円くらいであるようですが、そういうものならわざわざ買わなくてもいいのじゃないかと私は思います。

iPoneの無料アプリで充分ではないかと思います、そのくらいの機能なら。
(私もiPoneには英辞郎ほか数冊の辞書を入れています。)


じゃあ、なんでそれとは別に、そんなお金をかけるのか、そんな値打ちがあるのかと言うと、もちろんあるとお答えしますね。


ここでちょっと補足。

リーダースが入っている電子辞書なら、ほとんど必ずジーニアス大辞典も入っていますから、通常はジーニアス、ジーニアスでダメならリーダースという使い方をしていました。


これらの辞書は収録語彙数が圧倒的に多くて、サクサク引けますし、快適そのものでしたね。


先ずは、わからない単語を調べるために辞書を引くのですが、ずっとこういった大きな辞書を引き続けていると、英語に関するある種の感覚が育ってくるんです。


それが非常に値打ちがあると思いますね。

いつ頃からとはっきり言えないんですが、これらの辞書を引いているうちに、まず、ひとつひとつの単語が持っている用法ー語法に目が行くようになりました


これらの辞書に詳しく書かれているので、自然に目が行くようになったのです。これがとっても大きなことでした。

語法というのは、例えば、progress という単語をジーニアス大辞典で調べると

2 (U) [しばしば be making ~ ][... に対する/...における] 進歩, 発達, 発展, 向上[with/ in, of, on, toward]
用例: Medicine has made tremendous ~ in the past hundred years
この100年間に医学は大変な進歩をした《♦形容詞がついても無冠詞》


とあります。progressの語義のひとつですが、この意味ではuncountable、不可算であること、makeとともによく使われること、ともに使われる前置詞や、冠詞の有無などの語法も同時に、はっきりとわかりますね。


こういうことがわかると、実際の英文でも、語のつながりに敏感になっていくわけです。

ちなみに、今読んでいる本でprogressが使われているところは、
こんな具合。


... to share the progress they had made on the products...
(『Lean In』p. 44)

(注: progressにtheがついているのは、後続部分によって限定されているからですよ)


progressmake(made)onとのつながりのように、語と語のつながりを意識するようになると、意味のかたまりの認識や、アウトプットに生きてくるんですよね。頭の中に語のネットワークが、いつの間にか形作られていくから


知らない単語を調べるためだけに辞書を引くのではないのです。知っている単語でも、語法に迷いのある時、辞書は心強い味方です。


さらに、重要なことは、この電子辞書には研究社の『英和活用大辞典』が入っていたこと。この辞書はものすごくいいです。

コロケーションー語のつながり方ーがすべてわかるから。先ほどのprogressmake(made)onとのつながりも、コロケーションのひとつ。ほかにどんな前置詞、副詞、形容詞や動詞と一緒に使われるのかなど、すべてわかるんです。


私は常々、「単語は単独で覚えても使えない」と言ってきましたが、こういうことなんですね。すべての単語はコロケーションを無視して使ってはいけないものだからです。この感覚を鍛えるのに、大量の英文に触れることとともに、こうした辞書の活用が非常に役に立ちます。


コロケーションを調べるための辞書アプリを調べたところ、研究社のものではないですが、この1冊だけで1万円ほど。それを思うと、電子辞書はずいぶんお得と言えるのではないでしょうか。


現在私は、こうした英和辞典類は主に語法を確認するために使っていますね。


もうひとつ、こうした辞書引きによって磨かれるのが、句動詞やイディオム、スラングに対する感覚


洋書を読んでいて、案外無自覚にスルーしがちなのが、知っていると思っている基本語を駆使した表現ですね。


簡単な語が組み合わさって、思いもよらぬ意味になっていることがありますが、辞書と仲よくしていると、そういう表現に出くわした時に、ピンとくるようになりますし、どの語を調べればヒットするかについても、勘が磨かれていきます。

基本語は非常に豊かな表現世界を作りますし、使用頻度も高いので、こうした基本語に通暁するということは、実は非常に大事なことだと思いますね。

こういう力こそ、たくさん英語に触れながら、辞書とちゃんとつき合いながら、時間をかけて体に染み込ませるべきものだと、私は思っています。


辞書は、知らない単語を調べて既知語の数を増やすだけでなく、すでに知っていると思っている単語を、さらに豊かに知るためのもの。

他の語とのつながりも知りながら、使える形での、真に豊かな語彙の習得を支えてくれるものなのです。


次に、英英辞典についてのお話にうつりたいのですが、今日も長くなりました。

よって、その英英辞典については次回ということで。。。


今回はここまでですニコニコ

おつき合い下さってありがとうございますドキドキラブラブ



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