細い坂道や急な階段道、圧巻の崖景観に加え、トンネルも横須賀の名物的な風景の一つである。

特に、追浜地区にはトンネルが多い。

この独特な景観を作り出しているのが、入り組んだ小さな尾根と、尾根と尾根に挟まれた谷筋に延びる谷戸(やと)と呼ばれる地形である。

谷戸に延びている集落を行き来するには、山を越えるか、迂回しなければならない。

そんな問題を解決するのがトンネルだ。

尾根をくり貫いてトンネルを作れば、谷戸から隣の谷戸へ行き来できる。

横須賀で多く見られるのが、車道ではなく、歩行者専用のトンネルである。人のみが通行できる。

今回は、京急田浦駅から追浜駅の間のエリアを歩いてみた。



さりげなくある梅田トンネル



梅田トンネル内部



入り口がレンガ積みの追浜トンネル



深浦トンネル



浦郷小学校の通学路になっている平六トンネル



ダブルに交差する浜見台トンネル



筒井トンネル







トンネルの上は、尾根筋に延びる住宅地。眺めがよい。



この付近には、八景島、野島、貝山の小山状の3つの島がある。









無機質な崖っぷちの景観も、なかなか見ごたえがある。





谷戸や斜面に古い住宅が立ち並び、丘陵上には新しいマンションが建てられている。結果、異様な景観が創りだされている。







坂道、階段道の数々。



自衛隊基地がとり囲んでいる長浦湾





マリーナや漁業施設のある深浦湾



どことなくレトロな町並みの京急田浦



何だか超独特な家並み