曝露療法(ばくろりょうほう)とは、不安に感じている対象を身にさらして慣れるようにする一種の行動療法です。

 

これはパニック症や強迫症の認知行動療法の中心となる療法で、

 

パニック症では、たとえば不安に感じている電車やエレベーターに乗ることがそれに当たり、

 

強迫症では、強迫観念を引き起こすと(汚いものに触るなど)を行うことがそれに当たります。

 

ただし、強迫症の場合は、そのあとにくる強迫行為(手を洗い続けるなど)をガマンする”反応妨害”が

 

セットになっているので、特に「曝露反応妨害法」(ばくろはんのうぼうがいほう)と呼んでいます。