例題)、次のうち、認知症の人に見られる症状として適切でないものを1つ選びなさい。
1、作話
2、記憶障害
3、見当識障害
4、被害妄想
5、離人症
★解説
1、〇 = 作話は認知症に見られる症状です。(当の本人は本当だと思って話している)
2、〇 = 記憶障害は、認知症の中でもよく見られる症状です。
3、〇 = 見当識障害は、認知症の中でもよく見られる症状です。(日時や曜日などを忘れてしまうこと)
4、〇 = 被害妄想は、認知症に見られる症状です。(支援者や家族が対象になりやすい)
5、× = 離人症は神経症状の精神症状で、このほか、不安・抑うつなどがあります(離人症は、自分が自分でなくなるような感覚や状態を指します)
よって、この例題の解答は(5)にはなりますが、作話や記憶障害、見当識障害などの言葉とどんな状態を指しているのかを把握はしておきましょう。
実務でもよく出る用語です。