ある程度、わがままなパーソナリティである私の性格が見え隠れするかもしれませんが、
この福祉関係の仕事に、2者択一というはっきりしたものはないと思うのです。
色んな方が、この業界に答えはない。と豪語しているので論拠はあるのだと。
答えはない、と言っていながら、AかBかと答えを求めるのは矛盾しているなと考えているので、
私はひねくれたように、第3の選択肢を勝手につくることにしています。
これが、福祉援助技術で割と活躍する「代替案」や「折衷案」の基本的なスタンスに直結すると判断しています。
もしかしたら核をついた意見なのかもしれませんが、この業界で2択を癖づけている人は、
人を援助するとのかいうことに向いていないのかもしれません。
経理やIT関係での適正があると私は経験から思う節があるので、
そちらの方向性である仕事を勧めるようにしています。
とはいえ、福祉業にもパソコンメインだったり、経営メインだったりもあるので、そのタイプの方はそれで力を大いに発揮しますし、
地域課題や地域での社会資源をつくっていくときに、論理的に物事を推進していく大きなエネルギーになります。
ただ、対人といった決められないものに関しては、
やはり2択ではなく、無数の選択肢、そしていうなれば、選択肢そのものがない判断をつくれる方が、
相手を理解する柔らかい心を持った方なのかもしれません。