対人援助職において
「~すればいい」
はありません。
この考えに基づいた行動は、その対応をしたら「終わり」と自分の中で決めつけているのです。
相手からすると、その対応は不信感と尊重されていない姿勢を印象づけてしまいます。
もし、あなたが何かに悩んでいて、
「~すればいいやん」と言われたとき、あなたはその人に大切にされていない気持ちが伝わるのだと思います。
それで「終わり」だから、あなたとは距離をとりたい。そういう心持ちがある心理的な証拠なのですから。
最近、介護や看護の現場において、
「~すればいいやん」という言葉や行動をたくさん見受けます。
事務作業ならば別に良いのですが、
対人において、その対応をしたら「終わり」はありません。
ひとつ、対応をとればその次はどうなるのだろうか、を一緒に考えていくのが支援です。
終わりを示すのはあくまで相手なのです。
支援者から、終わりの姿勢を見せることはサービスでもホスピタリティでもありません。
ただの死援者です。
本日は少し、手厳しいことを申しました。