ぐりっど洛西のKと申します。
「言いたいことを言えない」という方、どれくらいいらっしゃいますでしょうか?
その背景にはもしかしたら、相手に気を悪くさせるかもしれないという思いやりが背景にあったり、
自信がなかったり等、複数の事情を抱えていると思います。
この傾向を”ノンアグレッシブ”と言います。
また反対に、
「言いたいことを言えているが、相手から怖がられたり避けられたりすることがある」
という方もいらっしゃるかと思いますが、これに関しては自覚より他者からの指摘で発覚することが多いです。
この傾向を”アグレッシブ”と言います。
そして、上記の2パターンでもない。
「自分の伝えたいことを表現しつつ、相手に気を悪くさせない交流ができる」
この状態を”アサーティブ”と言います。
これを普段からの交流を鍛えていくことを「アサーショントレーニング」と言います。
事実を的確に伝え、自分の感情的な気持ちを冷静に伝える。そして相手の気遣いも忘れない。
このリズムを日常会話の中で、可能にするには意識づけも大切ですし、自分の心を客観的に捉えることができる。
という状態が重要となります。
客観性は経験で積まれていくことが一番多いですが、知識の見聞と論理的な思考が鍛えるための近道なのかと私は思います。
感情労働と呼ばれる介護や看護、そしてケアマネにも多少なかれ含まれると思います。
対人援助の仕事で、アサーティブな交流を図れるということは、専門知識以上に必要な能力であると述べても過言ではないと私は判断しております。