いつもお世話になります。ぐりっど洛西のKです。
今回は、少し心理学のお話を。
福祉系の心理学でよく、マズローの5段階欲求という、上の図にあるピラミッド型のものがよくよく使われます。
下の土台から、生理的欲求、、という順番になっており、下の土台が満たされてから、
上の階層にある欲求が生まれるという見方をしております。
では、もう一つは経営者の方がよくよく耳にする心理学用語で、
マグレガーのX理論、Y理論というものがあります。
こういう図のもので、働き手の方を2タイプに分けております。
これを先程のマズローの5段階と併用した見方をしており(マズローとマグレガーさんは先輩後輩関係らしい)、
X理論のタイプに該当する方は、マズローでいう「低次欲求」に含まれたものを求める傾向にあります。
簡単にいうと、賃金や福利厚生、あと仲間と楽しく会話できるかどうか。
Y理論のタイプに該当する方は、マズローでいう「高次欲求」に含まれたものを求める傾向にあります。
尊厳欲求でいうちょっとした役職やポストを得ると満足感、また自己実現欲求の自分で何かを成し遂げることに喜びを見出す人。
介護現場では、X理論の方、Y理論の方どちらが多いでしょうか?
また、現場では、生理的欲求や安全欲求、承認欲求が確保されている環境でしょうか?
ふっと見ると、Y理論の方が集まると良いようなイメージを抱きがちですが、
高度のものを求めすぎて、集団がそれについていけなくなるリスクがあります。
私が見るに、10人いて1人でもYの方がいれば良い方なのかもしれません。
書籍では、100人いて会社を動かす人は3人か4人と書いてあった本もありますし、
本当に、行動をする人、「ハイパフォーマー」とも呼びますが、少人数なのだと思います。
今回は、このようなちょっとした心理学のお話でした。
皆様、くれぐれも無理のないお仕事を。