アセスメントとは“評価”という意味が含まれておりますが、

介護や看護でのアセスメントというのは、この仕事でとても大切な内容で、

家を建てる基礎みたいなものです。

アセスメントは、介護や看護では「課題分析」という考え方で、実際にサービスを導入するにあたり、

“事前調査”という形で、その方と面接を行う形が多いです。

自宅まで訪問できる形が、その方の生活環境や生活様式が伺えてとても情報収集できるのですが、

その方が入院していて、病院での面接になったり、本人と何らかの事情で直接会うことができず、

家族や関係職員と間接的に面接することもあります。

理想的なのは、自宅で本人とお話する。

なのですが、これができないケースも最近では増えてます。


また、アセスメントには、「アセスメントシート」というのがありまして、

生年月日や住所、家族構成、生活歴や既往歴(有している病気)、本人の生活に対する意向等の記入欄が設けられています。

色んなシートがあり、大体似ているのですが、

私としましては、よく白紙を数枚持っていくだけで面接するんです。

最近は、仕事に真面目な方が多いのは良いことですが、

シートを埋めようと気持ちが逸り、本人をよく観察できていなかったり、

あるいは訊いた方が良いシートにはない事項も増えてきたからです。

経済状況や、信仰している宗教、親しい“連れ”やその地域のローカルルール、本人以外の方や環境に課題あり、、など。

仕事に慣れてくるほど、次にこれを聴く。と合理的な流れが出来上がるのは良いこと。

されど、そこから見落としてしまう課題も多いのが事実。

アセスメントにパターンはなし、とKは思います。

要はなんでもアリの精神と、自身も白紙の心で対話に臨むことがアセスメントであり、

自分自身の分析でもあるんです。

また、介護だけでなく、心理アセスメントとしても様々な観察のポイント等も挙げていきますね。

ぐりっと洛西のKでした。