夜分恐れ入ります、ぐりっど洛西のKです。

人と会話する際の“耳”をつかった、3つのきくについて。


「聞く」(hear)→きこえてくる、受動的なきく。普段意識せず情報として入ってくるもの。あまりエネルギーを使用しないので、時に聞く姿勢で自身が疲れないようにする工夫も必要。

「聴く」(listen)→相手と話すときに、意識して相手の気持ちを理解しようとした聴く。耳へんに14の心という字がこの漢字になっているとも言われている。相手がちゃんときいてもらった、信頼関係を築く際に必要な姿勢。エネルギーを使うので、聴き手はある程度の疲労を伴うことは覚悟せねばならない。

「訊く」(ask)→自分が知りたい情報を得るための質問。ただ、受け手からは少々攻撃的な印象を与え、これを繰り返すと関係悪化のリスクは否めない。


本当は、「聴く」の姿勢を常に保っていられることが支援者の鑑ではあるが、同じ人であるので仏みたいな精神状態ではいられません。
ときには、適度に気を抜く聞く姿勢も必要で、相談者の核心をつくタイミングでの訊くも必要です。
3つの“きく”を、上手く使い分けることで気が「利く」人となり、そうして相手の心に「効く」支援者のなれるのです。