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【宮嶋加菜子】 2009年1月、川崎市宮前区のマンションの会議室に、介護施設や行政の関係者約20人が集まり、討論会が開かれた。テーマは「介護殺人を食い止める一言を考える」。社会福祉士で介護施設職員の川内潤さん(33)=伊勢原市=が、介護現場での虐待をなくそうと、知り合いに協力を呼びかけて実現した会だった。それぞれの立場からの「一言」が発せられた。

「一緒に考えよう」

東京都荒川区の職員の男性は、地域包括支援センターで勤務していた当時、虐待を受けている高齢者の保護に携わった。経済的な搾取などがあり、家族が介護に適さないと判断すれば、家庭裁判所に後見人を選ぶよう申し立てたり、特別養護老人ホームに保護したり。「介護している人は、孤独を常に感じているのではないか」。一生懸命介護を続けている人に、周囲の人がこの言葉をかけてあげれば救われる、と思ったという。

「あなたが一番の介護者である必要はないんです。介護放棄は愛情放棄ではありませんよ」

ケアマネジャーの女性は、この一言をかけてあげたいという。まじめな人ほど、「よき介護者であらねばならない」と思うあまり、介護を1人で抱え込みがちだ。もっと介護職を信頼してほしいと話した。

「感謝をすること」

討論会を開いたマンションに住む内田順夫さん(76)は、この言葉を考えた。55歳の時、同い年の妻、好子さんが若年性アルツハイマー型認知症を発症した。当時は石油会社に勤務し、海外出張をこなしながら自宅での介護をスタートさせた。それから約20年、自宅で妻と2人で暮らしてきた。内田さんがこう思えるようになるまでには、長い道のりがあった。

◆キーワード <虐待による死亡者数> 厚生労働省によると、介護者による殺人や心中、介護放棄により高齢者が死に至ったケースはここ数年、年間20~30件ほど起きている。12年度は、家族や親族などによる殺人で10人、介護放棄で10人、虐待による致死4人、心中で1人、その他2人の計27人が亡くなった。加害者の内訳は息子が40・7%と最も多く、次いで娘(25・9%)、夫(22・2%)だった。
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