しわあせ | 俺の酒、君の歌

しわあせ

今から20年ほど前に発売されたコミック単行本。

山田芳裕「しわあせ」1巻。


この作者は、デビュー作の「大正野郎」の頃から注目していました。

独特の画風に、異彩を放つ設定、ストーリー。

大正野郎も単行本を持っていましたから、その流れでしわあせも買ったんだと思います。

その辺、いまいち覚えていないけど・・・


まず、タイトル。

ずっと「しあわせ」だと思ってた。

よく見たら「しわあせ」だって?

どういうことなのか。



西暦2030年代。

「怒り」をはじめとする負の感情を封印し、他人との争いを避けることを美徳とする共同体が形成されている世界。

感情統制がなされ、人々は皆偽りの笑みを顔に浮かべている。

そんな中、'80年代の生き残りで、古きよき時代を知るひとりの老人が、平穏な毎日にドロップアウトした――!



これがあらすじらしいです。

どうも私の感じた内容とは違うなあ。


2033年、人類は平穏無事な生活を送っていた。

そんな中、1980年代に青春を送っていた老人「水前寺純」は、感情を忘れた周囲の人々に怒りを感じながらも、自らのポリシーを貫き通す。

しかし、彼の感情に任せた怒りや暴力にも、周囲は恐れるどころが賞賛の声を上げる。

水前寺純にとっての「しあわせ」は、もうこの時代には存在しないのか?


私的には、こんな感じなんですけどねえ。


当時かなりツボにはまったこの漫画、2巻が出るのをひたすら待ちましたよ。

なのに・・・

いつまで待っても出ない。

しかも、既に連載終わってるじゃん。


通常連載を打ち切る場合、単行本を出せる分だけ続けてから終わらせるのが常識です。

単行本一冊分に満たないのに打ち切るのは、よほど人気がなかったか、何らかのトラブルがあったかどちらかでしょう。

この場合は、おそらくトラブル。

何があったんだろう?


ふと、そのことを思い出してネットで調べてみましたが、結局わからずじまい。

その代わり、10年ほど前にしわあせの復刻版が出たことを知りました。

どうやら、1巻に収録されなかった回も載っているみたいです。

10年前の本だし、中古しかありませんし、プレミアもついているみたい。


ええい、これは買うしかないでしょう!!

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できれば、突然の打ち切りの理由も判明するといいんですが・・・


というか、スッキリさせてくれぃ!!!