それでは、式次第です。
皆で神主さんの前に並びます。
一般的な4人家族なら、左から順に、世帯主(施主)、奥様、上のお子さん、下のお子さん、といった形です。
工事関係者はその後ろに並びます。
●修祓(しゅばつ)の儀
祭に先立ち、参列者やお供え物を祓い清める儀式です。神主さんが「ご低頭ください」と言ったら、お祓いをしてもらうために神主さんの前に頭を下げます。「お直りください」言われたら、頭を戻しましょう。
●降神(こうしん)の儀
この辺から本格的に儀式めいてきます。神様をお招きする儀。祭壇に立てた神籬に、その土地の神・地域の氏神を迎える儀式です。
神主さんが「オ~」と声を発して降臨を告げます。
●献餞(けんせん)の儀
神に祭壇のお供え物を召し上がって頂けるようにします。神主さんがお酒とお水の蓋を取ります。
●祝詞奏上(のりとしょうじょう)の儀
その土地に建物を建てる事を神に告げ、以降の工事の安全を祈る旨の祝詞を奏上します。祝詞の途中で施主さんの名前が入っていますので良く聞いてみてください。
●四方祓(しほうはらい)の儀●
土地の敷地四隅を切麻でお祓いし、清めます。ここで用意したお米などが撒かれます。
こんな感じです。ここで神主さんに合わせて礼をする場合としない場合があるようです。
地鎮(じちん)の儀
盛り砂に向かって、刈初(かりそめ)…鎌をいれます[主に設計担当者]、穿初(うがちぞめ)…鋤を入れる[主に施主さん]、鍬入(くわいれ)…鍬をいれます[主に施主さん]が行われます。
盛り砂に鋤を入れる時には、左、右、左、と「えい!えい!えい!」と掛け声を発声しながら入れます。
・玉串奉奠(たまぐしほうてん)
神前に玉串を奉り拝礼する。玉串とは、榊に紙垂を付けたものです。神主さんに続いて皆さんで一人づつ祭壇の中に入って、棚におきます。榊は根元を前にして置きます。
撤饌(てっせん)の儀
酒と水の蓋を閉じお供え物を下げます。
昇神(しょうしん)の儀式
神籬に降りていた神をもとの御座所に送る儀式です。これで儀式は終わりです。
儀式ではないのですが、実際にはここで直会(なおらい)と言って、お供えしたお神酒を参加者で少しづつ分けて
飲むことになります。たいてい、施工者側の参加者が乾杯の音頭をとって、飲み干します。お酒がダメな人はさかずきに口を当てて、飲むマネで良いです。
これで「おつかれさまでした」と解散になりますので、ここで初穂料を神主さんに渡します。
式はだいたい30分程度で終わります。参加する時の服装は普段着で大丈夫です。と言っても、最後に参加者で記念写真を撮ったりしますので、その事を考慮した服装が良いと思います。