先日、日本経済新聞の「春秋」(朝日の天声人語や読売の編集手帳にあたるコラム)に
・昔は「夜中出歩かない」「歓楽街に出かけない」なら危険に出会いにくかった。今は生活が24時間化し、その境界が消えた。
・境界が存在しないといえばインターネット。
・9万人のスマートフォンから個人情報が流出した。
・とにかく、知らないサイト・メールは遠ざけよう。
という論旨でした。
これはもう「書いている人はネットに疎いんだろうな」と思いました。
私もそんなに詳しいわけではありませんが、
①今回のアプリによる流出はアンドロイド利用のスマートフォンであり、アプリ審査の厳しいアイフォーンアプリとアンドロイドアプリでは危険度が違う。スマートフォンというだけでいっしょくたにしている。
②文面からすればスマートフォンとパソコンからネット接続することをいっしょくたにしている。
③「知らないサイト」ではなく「怪しいサイト」という表現が適切。
まあ、字数の制限があるのでムリくりまとめてしまったのかもしれませんけどね。
でも、経済人が読んでいる日経がこんな保守的で縮こまった考えでいいんですかね。
せめて、「アンドロイド用の新しいアプリは使った人のレビューや作った会社を調べるとか、ちょっと様子を見てから使ってみよう」ぐらいのことを書けばいいのに、と思ってしまいました。