すこし前に話題(といっても雑誌のWILLとかネットですが)になっていた
「世の中が見えていたのは橋下氏」朝日新聞大阪社会部デスクの嘆き
という記事です。朝日新聞社で出している「Journalism」の7月号にのっていたものが
ネット上でも見られます→WEBRONZA
内容としましては、
①橋下市長の記事を載せると
反対派からは「朝日は橋下の宣伝機関か。もう購読をやめる。」
擁護派からは「なぜ橋下さんの足を引っ張るのか。偏向報道の極み」
というクレームがくる。努力した結果がこれではつらい。
②君が代強制について、橋下さんに投票した人に街頭インタビュー
選挙の論点でもなかったし、府民の総意なわけがないと思ったが
→30人中26人が「君が代条例に賛成」朝日新聞が遅れているのか…。
③教育基本条例について
→「結論ありきの記事はやめろ」等の意見もあったものの反対意見の手ごたえはあった。
しかし世論調査では賛成48%反対26% 選挙は維新の会が圧勝。
④結論として
橋下氏は商売のネタになるような生易しい相手ではない
既に我々のような「リベラル」も既得権益層になっていた
特ダネ主義に走るのではなく、「誰に向かって」「今なぜこの記事を書くのか」を記事に
…以上、私がまとめた要点です。感想としては、
①やっぱり朝日新聞の中の人は普通に「ずれている」
②でも自分が間違っているだろうことをこの立場で公に発信する勇気はすごい
③「誰に向かって」「なぜこの内容を発信するのか」は一般の企業が広告やチラシをつくる場合でも
共通の原則に思う。自分も気をつけなければならない。
それでも朝日新聞はそうそう変わらないだろうなあ。