住宅のトラブルについて | 家づくりのお役立ち情報マスター Dr.ジョーのブログ

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これから家を建てる人に役立ててもらえば…

昨日に続き、住宅のトラブルについて―

公益財団法人「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」から2011年度の「住宅相談と紛争処理の状況」が発表されていました。

こちらの法人への「電話相談」は2万483件あり、前年度から16%増加したそうです。

一戸建て住宅(8,922件)では「外壁(雨漏り、ひび割れ)」、「床(傾斜、変形)」、「屋根(雨漏り、はがれ)」の順なのですが、このような重大な瑕疵(傷とか欠陥)の場合は現在(平成12年4月1日以降の新築物件)、施工会社・売主10年間の保証を義務付けられています。いわゆる「瑕疵担保責任」というものです。

問題は中古住宅です。こちらに関しては、売主が個人の場合は瑕疵にたいする責任がありません(知っていて黙って売った場合は別)。
売主が不動産業者でも規定は1年です。

中古住宅は、新築に比べて安価なのが魅力ではあるのですが、きちんとした調査(インスペクション)を受けたものでないと結構な危険が潜んでいる可能性があります。

このへんは中古車を買う場合なんかに似ていると思うのですが、住宅となれば金額のケタがちがいます。
もし、購入を検討する場合は充分に注意しましょう。


ちなみに上記の相談場所は↓
住宅リフォーム・紛争処理支援センター「住まいるダイヤル」
HP:http://www.chord.or.jp/consult/index.html