寒冷逃避行 | DDS

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なんとなくぼちぼち

この日は曇り時々雨の悪天候で寒く、まだ日が明るいうちから暖炉に火をくべた。
ちなみに、そんなに凍えちゃうの?・・・って思われるだろう、真冬でも気温16度。

鉄暖炉から出る熱は、エアコンから出る生暖かい温風とは比べものにならないくらい、
ほっこり優しい暖かさだ。
それは雪降る飛騨高山で体験した、火鉢や囲炉裏の暖かさと似ている。

しかし板張りの居間が広いので、部屋を完全に暖かくするにはかなりの薪と時間を要するのだ。
ユニクロで購入した、ヒートテックのテクノジーに感心し着用、
婆さんのようなひざ掛けと、そこらの安物アグブーツで足元完全保温、
充電残量を気にしながらノートブックの熱を膝に感じ、
カウチで眠る愛猫のポカポカな毛温を腰に感じながらこれを書いている。




21世紀生まれの人々は、
タイル張りの冷えた部屋で、Tシャツ一枚と裸足、バナナアイスクリームをぺろぺろ舐め、
熱中しているマリオゲームに腹を抱え爆笑している。
昭和生まれの女は、
何がそんなに可笑しいのか?全く理解できない。

世の中には、おしめが汚れているままあの世へ行ってしまう子もいるのに、
ソナタ達は幸せな星に生まれたと実感しているのですか・・・・?と、語ったところで、
What’s happening?と罪のない顔をこちらにむける。




只今冬休み中、そして堕落中。

私の小遣い稼ぎは細々と続行しているものの、
Hey people ! You have only 5 minutes left.と、
普段みたいに軍曹になって大声を出して号令をかけることはしない。

いつまでたってもよれよれのパジャマ着のままで、
いつまでたっても臭い口のまま歯も磨かかず、
早朝からロッキーロードやプディンなんぞのデザートをムシャムシャと味わい、
あまりの甘さに脳天がやられ、ぼんやりぽっちゃり。









Dynamic Days Studio-1

                  http://www.youtube.com/watch?v=E_jQ1Uqf-oU









そして、ぼんやり中の出来事。

店前の駐車場に車をとめた時、ガガーガガ-と擦れた音がしたので
何かと思ったら、左隣に駐車していた車に手のひらサイズの傷をつけてしまっていた。

ドキッしたものの、見た目90年代の古いホンダ車だったので、
まぁ、しゃーないな・・・と開き直り、見下したようにそのまま買い物へトコトコ。

ピッカピカに光るゴキブリ色のドイツ車だったら、
目撃者と防犯カメラの設置をキョロキョロと確認しつつ、
逃走するか!OR 誠意を示すのか!と揺れる心だったに違いない。




何を基準にして、何を常識と考えるかはその人次第。

古い車をぶつけられ、こちらもぶつけちゃった事がある私のこの国での経験では、
「あ、別にこんな傷どってことないっす・・・・」とか、
「こんなゴムの凹みは素手で直っちゃった・・・」というお気楽反応で、怒られたことがない。

単に古い車の持ち主は、引っ掻き傷などいちいち気にはしていないだろう・・・
という勝手な思い込みがあったりする。
新車や高級クラッシックカーでの接触経験がないのは幸運というのか。




買い物からもどっても、ワインレッド・ホンダ車は駐車したままで、持ち主は現れない。
指に唾をつけて傷跡を擦ってみても、消えそうもない。

こちらのメタリック・トヨタ車はすでに傷だらけだけど、
新たな醜い傷跡ハンコを押されたプチショックと、
寒い冬空の下で ずっと車の持ち主をでまっているのも馬鹿らしかったので
何事もなかったように、その場から立ち去ったのだ。




そ~んな話をトモさんにしたところ、
「それは日本では犯罪だよ!神に祈れ、懺悔せよ!」
と、お叱りのお言葉をいただいたけれど、罪の意識が少なくて懺悔ができぬわ。

臨機応変の行動ができる柔軟なタイプなんだろうけど
その行動が世間で正しいものと評価されるのか?
そーでないのかは、自分ではよく分からない。

そうだ!とりあえず神に祈っておこう。
ぶつけた相手が高貴なゴキブリ車ではなかった不幸中の幸いを・・・感謝・・・amen。キラキラ