この国で良い美容師に出会ったことがない。
実は探してもいないけど・・・そもそもあきらめモード全開だ。
アジア人の硬い髪質は、
アングロサクソン系美容室の技術では 髪質がかなり違うのでカット不可能だ!と思っている。
優秀な日系美容室はたくさんあるらしいけど、自宅から遠いし驚きのお値段。
「ちょっと気分転換に美容院で綺麗にしてもらっておいで~」などと、
気のきく言葉を発する者も周りにいないけど、
長い髪をキープしていたいので、カットする部分もそんなにない。
パーマなどというテクニックも、ブローなどという手間のかかる行動も、
木々が生い茂る住宅地から出ない、
よそいきのヒールの靴でさえ履く機会がない私には必要ないので、
近場の安い韓国系美容室に年に1,2回行くくらい。
この店の韓国人美容師はレイヤーと段カットの違いが分かるのだろうか・・・?と、
おどおどしながら店に入り、くどくど説明する私。
以前、韓国おばちゃんに髪を切らせたら、
はさみでジョキジョキと真横にレイヤーを入れる大昔のテクニックを披露して、
昭和の中学生か?もしくはノスタルジックな婦人なのか?
悲しい髪型になって泣いたのは33の時だった。
そんな韓流美容室にも足を運ぶのが面倒だった数日前、
たかが毛先数センチのトリムだけしたかったので、8歳少女にやらせてやった。
髪の毛の切り方を図面で説明して、いざチャレンジ。
私がごちゃごちゃ指図する為か緊張気味だったけど、楽しくヘアカットしてくれた。
私は人の髪を切るのは大好き。
でも、素人(しかもお子様)に切らせるのはこれが初めて。
自分で鏡を持って、切った後ろ姿を何度も何度も確認したんだけど、
本当にきちんと均等に切りそろえてあるのか?見えないし分からない。
彼女にきくと「大丈夫!」だと言う。
どうも納得いかない気分だったので、その後関西女に確認してもらったら、
「小学生がよくこの多い髪を切ったねぇ。上手に切れてるけど右が長すぎる。」と、手直ししてくれた。
「あんたの髪質は白髪になりやすいよ~
ほら、後ろっ側はちょっと見えてるもん、これは自分では見えんやろ?
日本の毛染めはこの国のよりも優秀やし、うちらの髪質にあうよ、買ってきたらええわ~」
やはり同年代の友人は小学生よりも、職業美容師よりも気が利くことを言うもんだなぁ・・・と、
なんだか嬉しかった。

