第八話「夢に導くイメージ」 | 雪月花

第八話「夢に導くイメージ」


雪月花8



村につくと不思議な生き物たちがいました。


生き物なのかどうかさえわからないものもいました。



夢雪「変な生き物ばっかりだねぇ。」


ラメル「個性的だろ。」


月希「かなり・・・。」




ラメルが言うには、二足歩行の生き物の方が少ないらしいです。


バランスをとるのが難しく、『歩く』のが面倒なのだとか。




ラメル「わたしは歩くのが好きなのだけど、そうでないものの方が多いかもしれないね。」


夢雪「歩かなくてどうやって進むの?」


ラメル「這ったり飛んだりだね。地面が好きなものは這って、空が好きなものは飛んで。そのあたりは好みかな。」


夢雪「好みで決められるの?」


ラメル「決められないのかい?」


月希「いろいろ無理があるんじゃ・・・。」


ラメル「無理と思うものにはできないよ。とにかくそうしたい、と思ってやったものだけができるようになってるね。」


月希「そういうものなのかなぁ。」


ラメル「そういうものだよ。」




想いは姿さえも変える。


なりたい姿をイメージし続けることが大切だとラメルは言います。




ラメル「イメージを抱き続けることができないものは失敗することが多いね。」


夢雪「イメージですべてが決まるの?」


ラメル「いや、すべてというわけじゃない。努力や能力が必要になることもあるからね。ただ、イメージは道しるべのようなものだから、イメージを失うと迷ってしまうんだよ。」


月希「迷うと進む方向がわからなくなって失敗する、ということかな。」


ラメル「そういうこと。」




どんなふうになりたいのか。


夢雪と月希は今まであまり考えたことがありませんでした。


今まで、ただ迷走していただけだったのかもしれない。


そんなイメージが二人の中にわきおこりました。



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