通信制サポート校には学校生活に苦戦し、不登校だった生徒が多く在籍しています。
みんなと同じことを強制されることが苦手な子、こだわりが強い子、自分独自のルールやシステムを持っている子、五感が鋭い子、空気を読めず思ったことを口にしてしまう子など
個性が強いからこそ周りの子と合わず学校生活が辛いと感じてしまいます。
そんな個性の強い子の多くは、日本で生活するよりも海外の方が居心地が良いと感じます。
そういった経緯で、GRESでは2016年の開校以来毎年希望者に対し海外体験プログラム「GRES grow up program in Hawaii」を実施することにしました。
ハワイで英語に触れる▶︎海外へ興味を持つ▶︎短期留学▶︎卒業後に語学留学・ワーキングホリデー
といったことを当時はイメージしていました。
しかし、いざハワイへ行ってみると予想外のことが起こりました。
それは、
携帯電話をほとんど触らないんです。
GRESの生徒たちは約8割が不登校を経験しています。
中には一年間自分の部屋にひきこもっていた生徒もいます。
みんな携帯電話の中に自分の居場所を作り、携帯電話の中に楽しみを見つけていました。
生徒たちに聞くと、多い時は10時間以上ネットやゲームをする日もあるとのことでした。
そんな生徒たちが、ハワイでは写真を撮る以外携帯電話を触らないということにとても驚きました。
2年前参加した男子生徒たちは、全員ポケモンGOが大好きで、ハワイにしかいないポケモンを取りたいと言っていました。
その生徒たちも携帯電話を開かないんです。
生徒たちに「ポケモン取れた?」と聞くと「それどころじゃない!」と。
これは非常に予想外であり、とても嬉しかったです。
現実の世界が非現実の世界より面白いしワクワクすることを知ってくれたからです。
ハワイの匂い、空気、海、風、ただ歩いているだけで楽しいと言っていました。
そんな姿を見ていると、個性の強い子にとって日本での日々はきっと退屈なんだろうな…
なんてことも考えてしまいます。
そして嬉しかったことがもう一つ。
ハワイでは生徒たちが明日思い切り楽しむために、自分でしっかり体調管理や行動をしてくれることです。
携帯電話は触っちゃダメ!
ゲーム禁止!
夜は早く寝なさい!
時間は守りなさい!
こういったことは生徒に一切言いません。
生徒同士でスケジュールを確認し合い、ルールを守り、行動してくれる。
本当は保護者の方にもハワイでの生徒たちの姿を見せたいくらいです。
ただ、生徒たちの家とは全く違う姿を見て、「家でもこれくらいしっかりやってほしいわ!」なんて言って喧嘩になりそうですが。
ハワイで英語に触れる▶︎海外へ興味を持つ▶︎短期留学▶︎卒業後に語学留学・ワーキングホリデー
という目的で始めたGRES grow up program in Hawaiiですが、たとえ卒業後海外へ行かなかったとしても、
非現実の世界で楽しみを見つけていた生徒たちが現実の世界も楽しいかも⁉︎と思えるきっかけになったことは、それはそれで実施する価値があると思います。
生徒たちの「楽しい」の価値観が大きく変わったのですから。
今年度のGRES grow up program in Hawaiiはコロナの影響で中止となりましたが、早くコロナが終息し、またハワイで生徒たちがキラキラと目を輝かせる日が来ることを願っています。
support school GRES
東京都立川市にある通信制高校提携サポート校。通信制高校を鹿島山北高等学校・第一薬科大学付属高等学校・松本国際高等学校の3校から選べます。
https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00707/
高校生のネット利用は1日平均4時間 : 内閣府の実態調査
大人だって、朝起きてから夜寝るまで、スマホを手放せない。何かを調べるのも、時間つぶしをするのもなんでもスマホが頼り。子どもたちがネット依存になっていくのも無理はないよね。
サポートスクールGRES
東京都立川市錦町1-14-16
AM9ーPM5
電話:042(540)0338
メール:info@gres-school.com
LINEでのお問い合わせ: https://lin.ee/5AifRF1