天元台2年目。


米沢駅近くのホテルに宿泊した。

やまぴーが天元台に隔離されるのを避けたかったとのこと。

もちろん個室、プライベート重視で。

夕方、私の運転でホテルに到着。

しかし少年サッカーチームも宿泊しているようで、駐車場が満車。

車を停められない。

四苦八苦すること10〜15分。


やまぴーが

「ホテルの人に駐車場の場所、聞いてくる」

と聞きに行ってくれたおかげで、少し離れた駐車場にようやく停められた。


部屋で少しゆっくりした後、こぢんまりとしたロビーに集まって夕飯の場所を決めることに。


やまぴー

「ここの餃子屋に行きたいんだけど」

と、スマホで地図を見せてくる。


ぶっちー

「せっかく山形に来たんで、ここでしか食べられないものが食べたいです」


「同じくご当地のものが食べたいなぁ」


やまぴー

「餃子屋もここにしかないよ?ちなみにメニューは、餃子と焼きそば、ビールくらいしかない」


食い下がるやまぴー。

メニュー少なすぎない!?

他にもっとこう山形的な要素はないのかい?


数分の膠着状態が続く。

遂にやまぴーが折れ、

「じゃあ、山形料理がありそうなお店に行って、もし空いていなかったら、餃子屋に行こう」

と提案してきた。


山形派の私とぶっちーは了承した。


米沢市の中心街に向けて足を進める。

徒歩で30分掛からない程度なので歩く。


山形料理のお店に到着するも空いておらず断念。


「よし、餃子屋に行こう」

やまぴーの足取りが急に軽くなった。


お店に着くと、いかにも頑固親父がやっていそうな雰囲気。



恐る恐る店内へと入っていく、やまぴー。

それに続く私と、ぶっちー。


「すいませーん」

店員さんが見当たらないので声を掛けるやまぴー。

が、誰も出てこない。


「すいませーん!」

…誰も出てこない。


本当に頑固親父がやっていそうな空気感が出てきた。

緊張が走る我々。

一見さんお断りで常連さんしか足を踏み入れてはいけなかったのかもしれない。

ネガティブが頭を駆け巡る。


しばらくして、お店の人が現れた。

イメージとは裏腹に普通の人だった。

拍子抜けと共に安堵。




グルメに食い下がる、やまぴー。




続く。