
先日8月20日、1年振りに戎屋聖一郎くんの地元北海道ツアーがあり、
昨年同様、私もライブ写真を撮らせて頂きました。
戎屋くんは、ラップ奏法という、ギターを横にして弾くギタリスト。
指や爪で弦を叩くので、ネイルも欠かさない。
そして、その佇まいは「荘厳」なものを感じます。

ライブ撮影は、演者さんが動き回ったり、予期せぬハプニングもあったりと
気を抜けない空間であるのですが、その分、撮れた時の達成感が凄くある。
今回の撮影も、昨年撮った場所とは反対側の位置にいたので、
リハの時に何度も事前撮影をしていたんですが、
本番が始まるとその時の空気感や肌感でまた違う自分のリズムが出てくる。
目の前で繰り広げられるパフォーマンスをどうファインダーに収めるか、
動きをどう予測するか、で頭が一杯になり、
気付いたらもの凄~く体を捻って撮ってたりしてフと我に返ることがよくある。

途中で腕が疲れたので、椅子の座面にカメラを乗っけて、更に傾けてみたり、
ファインダーやモニターを見ずに撮りながら、演者の全体図を確認したり。
私の場合、アンコールの曲に入ると、シャッターをずっと押し続けてます。
演者が思いの丈を出し切った後に出てくる「予期せぬ力」を撮る為に。

上の1枚は、ライブが終わった瞬間の、一瞬の静寂を捉えたものです。
この日はライブ撮影としては2ヶ月振りだったのもあり、
いいものが撮れるか正直自信が無かったのですが、
これを撮れたことで躊躇していたことも吹っ飛んで、
何が起きるか分からない場だったとしても、「行けば何かしら撮れる」と
体感させてもらった一夜でもありました。
勿論、成長した戎屋くんのギタリストとしての力も、
それを支えるマネージャー夫婦の作った土台もあるし、
いいライブの場を提供してくれたお店のマスターの力も、
全部がクロスして一体化したからこそ私も撮れた、と思っている。
そして、改めて思いました。
普段撮ってるスナップ写真もいいけれど、やっぱりライブ撮影が楽しい、と。
自分の撮影技術とか姿勢とか、いいもの悪いもの、全て出てくるので、
どこが成長し、どこが劣ったか、如実に見れる(見せられる)からです。
なので、自分が撮りたいものだけ撮っててはダメなんだと思うのです。
戎屋くんは、来月イギリスへストリート演奏の武者修行に行き、
今冬、地元北海道に戻りライブ活動をしていきます。
私も引き続き、彼の素晴らしいギターを多く広める為にライブを撮っていきます。