素直が齎すもの | Grenier Lab

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屋根裏部屋工房からのお便り






すっかり夏の空になりつつある今日この頃。
出不精だった私が、毎日何かしら外に出る様になり、
出先で次に繋がるものを必ず持って帰ってくる、というのが続いています。

何かを頂くということは、それ相応の動きがないとやって来ない。

この2ヶ月半の水面下での動きが、歯車として回っているのを感じます。
何故、歯車が回ったのか。
「自分に素直になること」でした。

長年この仕事をし、蓄積されガチガチになっていた妙な拘りや足枷を
放棄することから始めたのです。
作り手は「箱」である、と常々思っているんですが、
中に隙間がないと依頼されたものを形作る余裕が生まれない。
その隙間が多ければ多い程、依頼者の色を乗せることが出来る。
そして、依頼者がアレンジして使う隙間も残してあげる。
だから、箱になる為には、自分自身が素直でないと
その隙間を作ることが出来ないのです。

もう自分のカラーが確立していることは自覚済みだし、
何を作っても自分のカラーが出るので、そこは触らず、
普段見るもの、感じるもの、聴くもの等、一度自分の中に取り込むことにした。
いいと言ってくれるものを、有り難うと。
綺麗なものを見たら、綺麗と口にする。
やってみるととても簡単。
あっという間に方々から声が掛かる様になった。

面白いことに、
あれだけナンパされなかった私が男の人に声を掛けられることが増えるという
オプションまで付いてきた(笑)。

自分でも、見た目が柔らかくなってきてるのが分かる。
適度に肩の力が抜けてきたのでしょう、歯車の音にも気付いたという訳です。







アーティストとして生きるようになってから裏では色々ありますが、
そんなことは今の私にはどうでもいい。
自分がやりたいことの為に費やしてきたものがこうして表面化し、仕事を頂き、
人脈がグレードアップしている、ということが何よりもの答えだから。
自分が選択し、掴み、得てきたもの。
こんなにいい「財産」を持つことが出来て、私はラッキーだと思っている。


なので、最近色々な方と話す機会が増えて、よく話題に上がるのが、
「皆素直になればいいのに」ということです。
口では言えたり、人には言えても、その実、出来てない人が多いなぁと感じるのです。