橋の上の宿を突っ切って、ランドン山脈山頂付近に到着したウチは、得体のしれない物をみた。
しばらくボーッとながめてたんやけど、中から悲鳴が聞こえるでもなく、誰かがここ目掛けて飛んで来るでもなく、ただただ時間が過ぎた。
こうしててもしょうがないから中に入ってみると眩しいお姉ちゃんがおったわ。
亡霊のような、オーガのような、エルフのような・・・
魔封剣姫って言うたかな?丸腰やったみたいやけど。
永遠だかなんだか大層なこと言うた割にはひとっつも慌てもしていない様子やったけど、とにかく手伝えっちゅうこっちゃな。
ウチになんかを頼む時はまずウチが誰かに頼まなあかんちゅうことをわかっとらへんな、こいつは。
あちこちの黒い穴に触れるたび、条件めいたウインドウが視界を遮りよる。
槍持ってこいだ、占い師しか通さへんだ・・・
鬼に物を頼む時はちゃんと通れるようにしとくもんやろ、普通は。
言うてることもさっぱりわからんし、どうやったら入れるようになるのかもわからんウチはもう最終兵器を呼ぶしかあらへんかった。
そう、某チーム所属のスーパーナビゲーター・ゆーみんや。
いつの間にか目の前におって、戦神のベルトとか封印とかをきっちり教えてくれた後、「一獄」とやらについてきてもうた。
そもそも一獄ってあれか?
地獄の一丁目っちゅうやつか?
そんなところにお邪魔しました要介護僧侶。
聞けば8人組で戦う懐かしのパーティ同盟やないかいな。
見ず知らずの方々に醜態さらした挙句、敗北させてしまっちゃなんねぇと頑張ったんやけど、ウチが唱えたベホマラーはことごとくmiss!
こりゃいけねぇと唱えたスクルトは「効果延長」・・・
ついでに戦闘時間も延長で〜♪
横たわるゆーみんを踏みつけ、アンルシアと仲間を見間違えて相撲を取り、天使も祈りも消されていることに気づかず思考停止しておりましたよ、わたくし。
いつ終わるんやろ、この戦いは、と欠伸をしてたらバチコーンとあの音がなり、目の前がストップしたわ。
なんやこの雷は・・・
とりあえず地獄のいっちょめは通過したってことでいいんやな。
よし、次もいっちょめいこか!


