デビューアルバム

<メディア掲載レビューほか>

沖縄出身の女性シンガーのデビュー作。じつは、彼女はシンガーとしてのキャリアを沖縄でじっくりと重ねてきた人だ。だからだろう。ちょっぴりハスキーな歌声にはどっしりした存在感があり、揺るぎないソウルがある。独自のフレージングで歌声にエモーションを乗せていくが、その乗せ方が自然だ。意識的に作ったところがないのだ。歌声の端々にまで情感を染みわたらせる才能があって、そこに彼女の感情の機微を感じて、グッときた。川嶋哲郎ほか、参加プレイヤーの好演も光る。ニーナ・シモンのレパートリーを6曲収録。 (上村敏晃) --- 2006年04月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)

黒人兵が多く集まる基地の街・沖縄の金武(きん)から彗星の如く現れた逸材。ジャズ界のフリーダ・カーロ、安富祖貴子のデビュー作は、ニーナ・シモンのレパートリーを中心に、珠玉の歌声を披露。

 

2006.03.15リリース