とある高齢のクライアントが
子供に手を添えてもらいながら
私のところに訪れてきた。

「昨日の夜こけてから脚が痛いのです」

昨夜自宅で脚が動かなくなって
転倒したそうだ。

そのまま子供と共に
病院で検査を受けたが
骨は折れていないと言われ
後日精査を受けるのだと言う。

杖をつき、
トボトボと歩きながら
施術台の上にその方は横になられた。

早速、動かないと言う
脚に触れてみる。

冷え固まってる!

疲れきった脚が活力を失い
石のようになっている。

そして腹部も触れてみた。

やはり同じようになっている。

話をうかがうと
家事だけでなく社会奉仕的な
活動にも熱心で
子供からはいつも
「無理しちゃダメよ」と
釘を刺されていたと言う。

私は入念に脚とお腹、そして腰にある
「エネルギーのスイッチ」に
目覚めるように刺激をいれ続けた。

そして脚の固さは残っていたが
お腹に動きと暖かさを感じたので
起きて歩いてもらうことにした。

予想通り脚の動きは固かったが
杖への依存は減っていた。

そして
「痛みは減りました」と言われた。

様子から察するだけだが
脳や神経に重大な異常はないと思う。

恐らくは他者への奉仕で
自らのエネルギーを
使い果たしたのだと思う。

そして私の使命は
こうした「エネルギーを使い尽くす人」へ
新たな息吹を呼び出すことなのだろう。