ゴールを示してあげれば人は走られる
若い人たちが進路を選択する際に
福祉や介護関連は給料が安いから不安だ。
という話を聞くことがある。

確かにざっくり調べてみても
これら職種の所得は低い。

これらの職種は行政の介入度が大きいのだから
政策で一気に所得を上げることも可能だろうということで、
待遇の改善を強く訴える声もあるだろう。

しかし、そもそも所得を増やしたところで
これらの職種を続けられる人が増えるのだろうか?
まず、収入を増やすという点だが、
お金の使い方の要点は収入の量よりも支出の管理である。

いくら儲けるかということよりも
どのようにお金の使い道を配分するか?なのだ。

そしてその配分にも
自分なりの目的(ゴール設定)があったほうがさらによい。

何の目的も無く貯金をしようにも
他に欲しいものが出てきたときに
ついついそのお金に手を出してしまわないだろうか?
今月は貯金しなくても良いかな?とか。

貴方が本当に目指したいゴールがあれば
そのためにはそれ以外のこと全てを節約できるはずだ。

逆に貴方に目指すものがなくなったとき
どんなに収入があったとしても
それ以上に浪費させる欲望などこの世に数多ある。

やはり収入が多いという理由だけで
職業に就くということには、
30年以上働き続けるためのモチベーションを保ち続けれるには
余りにも理由が弱すぎるのだ。

そして職種の特性面から見て
当然ながら福祉・介護という職種は
社会的弱者への援助・支援がメインになる。

その言葉だけで聞けば神聖な感もあるのだが、
現実は何らかの側面で自己管理ができない人たちの世話であり、
場合によっては彼らが弱者たる所以、マイナスの現実と対峙する事なのだ。

表現をかえてみれば
自己管理できない人の生活や習慣に自分も合わせなければならないし、
他人の不幸を一緒になって同調させられる側面があるのだ。

これは精神的に確立したものが無い人にとっては
相当つらい職業かもしれないのだ。

やはり収入面を超える何かが
従事者の中に芽生えてこない限りにおいて
このような職種を続けるのは困難ではないかと思うのだ。

したがってこれら職種に関して
たとえ所得が増加したとしても
短期的には入職者が増加しても
長期的には解決策にならないだろう。

もし収入面に不安があることで従事者が定着しないのであれば、
支出の管理や資産の運用について
コーチし、サポートできるようなリーダーがいれば
より安心して従事できる人が増えるのではないかと思うのだ。