カミさんが旅立ちました



2009年9月16日朝4時13分



家族皆に囲まれた中で



まるで眠るように穏やかな旅立ちでした



カミさんはずっと家に帰りたいと言っていたので



一週間家で一緒に過ごしました



そして9月22日雲となって天に上って行きました



カミさんの遺影は結婚式の写真に決めました



楽しいことも嬉しいことも苦しいことも悲しいことも、カミさんと一緒に過ごした日々は幸せな思い出でしかなく


たくさんの笑顔の写真はあったけど、そのどの笑顔もすべていい思い出で選びきれませんでした



だから二人が夫婦になった幸せの始まりの写真に決めました



今も自分の隣で優しい笑顔をこちらに向けてくれています



いつの頃からか、カミさんの最後は自分が看取ること


それが自分の使命であり当たり前の責任だと思って来ました



喪主として最後まで涙を流さずに見送りにきてくれた皆さんに心からのお礼を言い、カミさんに報告しようと思いました



ずっと歯を食いしばり、拳を握りしめ皆さんにお礼を言い続けました



皆さんに喪主としての謝辞をしたとき



食いしばっていた口を開いた瞬間に



最初に出てきたのは嗚咽でした



一言いうたびにその嗚咽は大きく、そして長くなっていきました



最後にはたくさんの参列頂いた方々の前で、人目も憚らず泣きました



きっと自分の側でカミさんは笑っていたことでしょう


たくさんの人達に見送られきっと笑っていたことでしょう



そして今は苦しみの無い世界で



美味しい物をたくさん食べて



ゆっくりとした時間を楽しんでいるのでしょう



行きたかった所へも自由に飛んで行っているのでしょう



そして自分の側で微笑んでくれているのでしょう



そして自分がその同じ世界に行けるときまで待っていてくれるのでしょう



今の自分はあまりにも弱く


まだすべてを受け入れる事が出来ず



それでも泣いて過ごす事も出来ず



ただ漠然と朝を迎え



ただ漠然と眠りにつく



それでも腹は減り



髭は伸び



そんな些細な事で自分はまだ生きている



そしてこれからも生きていく



そんなことに気付かされる


焦らずに受け入れていく



すべてを受け入れていく



そしてカミさんを胸に一生懸命生きていく



いつか胸を張ってカミさんと会える様に