お客さんが来ていつもの通りの仕事のやりとりの後で、いつもの通りの他愛のない話をする。なんでもない会話のなんでもない言葉が、前とは違う意味で心に入ってくる。子供の入学式の話。奥さんへの不満。誰でもする当たり前の話。
いつも自分でもしてた当たり前の話。

今はもう、自分達の子供を抱ける日がくるのは諦めた。

カミさんにはもっとわがまま言ってもらいたい。

俺は最低だ。自分の立ち位置で心が変わる。
だけど顔と身体はいつもの自分。

ただ淡々といつもの自分。