前回からの黄緑色で表面に
時々、ファイアの出る石繋がり
天然シャンパンジルコン
スリランカ産
褐色がかったシブい黄緑色
実物はこちらの色が近い
上手く写せなかったけども
表面にはファイアのような虹色が
ギラギラと放たれている
シブい地色から湧き出る虹色は、
際立って美しいです
天然ジルコンは、
人工宝石のキュービックジルコニアと
混同されてしまいがちな宝石ですが、
地球誕生のルーツを探る為の
重要な鉱物なのです
地球誕生が
約45億年前と言われていますが
地球上でマグマが固まってできた鉱物は
約44億年前に形成されたと言うことが
わかっています。
研究では、
約20億年前の堆積岩の中に含まれていた
砂粒のような数種類の鉱物が
約42億年前に形成されたもので
その１つがジルコンだったのですが、
その後の研究と年代測定装置の進歩で
約44億年前に形成されたものだと
わかってきたのでした。
それが、
キュービックジルコニアと
間違われてしまいがちな
天然ジルコンの真実です
気が遠くなる程、昔の出来事ですね
ちなみに、
市場に出ている宝石達は、
約５億年前後に形成されたものだと
聞いたことがあります。
これを知ってしまうと
どんな宝石でも
全部ぜーんぶ、お宝です
では、
インクルージョンの世界へＧＯ～
弱いダブリング
色帯
緑色の結晶incが研磨で削られている
内包物の鉱物は
なんなのかはわからないけど
このジルコンより前に形成されて
その後、このジルコンの形成過程で
入っちゃったんだよね～
どのくらい前に形成されたのかな～
とか、考えてると
眠れなくなってしまいそうだから、
深くは追求しない
ジルコンは大きく
ハイタイプとロータイプに分かれている。
更にロータイプは、
完全なロータイプとミディアムタイプに
分かれている。
ハイタイプは、
赤色、ピンク色、黄色、橙色、褐色、
無色、青色。
ロータイプは、緑色。
ミディアムタイプは、
黄緑色、、カーキ、ベージュなどが
怪しい色です
タイプは色でわかるのですが、
他には、10倍ルーペで
内部特徴のダブリングを見ます。
ハイタイプはダブリングあり、
ロータイプはダブリングなし、
ミディアムタイプはダブリングあり。
決定的なのは、屈折率で
ハイタイプやミディアムタイプは
1.81以上なので
通常の宝石屈折計では測れませんが、
完全なロータイプは
1.78なので測れます。
ロータイプは、
放射性物質の影響を受けていますが、
人体に害のあるものではありません。
しいて言うなら、
退色の恐れがありますが
あたしの持っているグリーンジルコンは
もう８年くらい見てても
顕著な退色はありません
（毎日見ているわけではない）
）いや〜なんせ形成されたのが
数億年前だから
退色してこの色になったのかもしれないし、
・・・とか考えてると
眠れなくなりそうなので考えませんが、
とにかく、
手に入れて１年後に見たら
なんじゃこりゃー
ってことにはなっていないので
安心してお手にとって頂けます
ちなみに、
この石はミディアムタイプですが
この石は、
ヤフオクに出品しています
ルース販売サイト
やってます
↑ ↑ ↑
ジュエリーやアクセサリーなど
製品にできる品質の宝石たちを
集めてみました！
新商品を追加しましたので
是非、観にきて下さいませ
この石の観察データメモ
宝石名 シャンパンジルコン
鉱物名 ジルコン
産地 スリランカ
色相透明度 黄緑色透明石
形状 ラウンドミックスカット
多色性 二色性（強）褐緑：黄緑
CF 暗赤色
UV 変化なし
分光特性 ジルコンライン
偏光特性 複屈折一軸性
内包物 ダブリング クラック 色帯
緑色の結晶の露出
屈折率 1.81以上
モース硬度 ６〜7.5
比重 4.7
劈開/断口 劈開なし
処理 一般的に加熱処理が
行われています。
宝石言葉 穏やかな人間関係
カラーセラピーの色の意味
緑色のキーワード 【リセットと再生】
・身体機能全般のバランスを整える
・代謝機能を整える
・慢性的な症状の回復
・心肺機能を整え、呼吸を楽にする
・緊張が和らぐ
・抗アレルギー
・寒暖の感覚を起こさない刺激のない色で
ある為、浅かった呼吸が深まり、
リラックスできる。
・グリーンの色光は肺の血管を拡張して、
酸素を取り込み易くすることが
科学的にわかっている。
特に、喘息、慢性気管支炎、喉の炎症、
胸や呼吸の疾患に高い効果がある。