6月10日です。
本日、放射線治療科の先生の診察を受け、放射線治療の予定が決まりました。
放射線治療の概要
正確には耳下腺癌(腺様嚢胞がん)術後放射線治療です。
腫瘍は摘出しましたが、細胞レベルで残る可能性のあるがん細胞を取り除き、神経から転移しやすいがんなので、放射線を照射することで、再発リスクを防ぐ目的で行いますというのが先生の説明です。
腫瘍箇所を治癒する目的で行うわけではないので、目に見える効果はありませんが、今までのデータから、転移がない現在時点で、予防措置を行うことで、将来の転移のリスクが下げられるとのこと。
治療回数は、30-35回程度になるとのことで、正確には本日撮ったCT画像を元に、治療計画を作成、明日正確な回数を教えてくださるそうです。
本日、診察後に、治療装置上で、毎回同じ姿勢を維持するため固定用具(網目がついているプラスチックのようなマスク 頭頸部ではシェルと言うそうです。)を作成、作成後にマスクを付けてCT撮影とのことです。
照射時間は毎日1-2分、週5回決まった時間に病院に通院になります。
放射線治療も大変混んでいて、10分刻みのスケジュールで運用していること。
現在午前中はすべて埋まっていて、明日から毎日14時50分に通院することが決まりました。
更に週1回、治療前に放射線科の先生の診察が入ります。
また、耳鼻科の先生の診察も週1回程度で受診予定です、
放射線の副作用について
放射線の副作用について、先生から詳しい説明がありました。
全身がだるい、疲れやすい、眠い、食欲が出ないなどの症状が出ることがあります。
放射線を照射する皮膚に、日焼けのような症状が出ます。これは避けられないとのことです。
耳鼻科のがんで放射線治療を受けると、口腔内乾燥、喉の粘膜の炎症、日焼け、軽いやけどのように皮膚の炎症が起こるとのことです。
開始直後は無症状でも、大体の方が2週間位経過すると、何らかの症状を訴えることが多いそうです。
口腔内乾燥は、唾液腺の機能低下、廃絶により、(私の場合は、すでに右側の唾液腺が腫瘍摘出時取られているとのことです。)唾液の量が減ることによるものです。
片側の唾液腺は生きているのですが、どうしても口の中が乾きやすくなったり、粘つく現象が起こります。
舌などの味覚を感じる細胞に影響が及び、味覚が変わる方も結構いらっしゃるとのことでした。
何を食べても苦い、甘い、逆に何の味覚もないなど様々なケースがあるそうです。
口腔咽頭粘膜炎で、口の中、喉の奥にやけどのような痛みが出る場合があるそうです。
痛みが酷く、食事ができない場合は、栄養剤を入れるなどの対処法を講じる必要もあるとのこと。
痛みについては個人差があり、照射程度は同じでも、強い症状を訴える方とそうでもない方がいて、こればかりは開始してみないとわからないとのことでした。
予防策として、口腔内の衛生を気を配ること。
食後の歯磨きの徹底、日々の丁寧なうがい(1日8回程度)、消化の良くない硬いもの、熱いもの、刺激の強い食べ物は避けること。
炭酸、酸っぱいものも避けたほうが良いとのこと。
治療中は、禁煙、禁酒です。
いずれにしても、食べて違和感が出た場合は、止めてくださいという先生のお話でした。
特にわさび、唐辛子は避けてくださいとのことでした。
お寿司にわさびを付けて、2日間くらい痛みが続いたケースもあったそうです。
顎の骨がもろくなり、虫歯から炎症が起こることがあるので、口腔内を清潔に保つ必要があります。
聴覚に関連する場所が照射場所になると、耳鳴り、聴覚低下、聴覚障害が起こることがあります。
また中耳炎になりやすくなることもあります。
入浴・シャワー
照射されている皮膚を清潔にすること、擦らないこと。
低刺激の石鹸、ボディソープ類を丁寧に泡立て、照射部分に乗せてしばらくそのままにして、丁寧にすすぎます。その後、タオルで押さえて、水分を取るようにします。
髪の毛も清潔に保つ必要がありますので、刺激の少ないシャンプーを使用し、温めのお湯で、優しく洗うのが良いとのこと。
髄膜腫摘出手術後も経験がありますので、同様にすればよいかと思っています。
拭くときも、照射場所付近はタオルで擦らず、また熱いドライヤーも避けたほうが良いでしょう。
要は、照射部分の皮膚を刺激することを避けるようにします。
保湿剤、痛み止め、かゆみ止めは随時処方してくださるとのことです。
脱毛
照射場所に近い部分の脱毛現象が起きる可能性は高いとのこと。
私の場合、右耳周囲なので、髪をアップにしない限り、目立つ部分ではありませんが、治療終了後3-6ヶ月で産毛のような髪の毛が生え始め、6ヶ月-1年程度で回復してくるそうですが、中には元通りにはならない方もいらっしゃるとのことです。
ヘアカラー、パーマも治療中は避けて、髪の毛が生えてきてから行うようにします。
固定用具(シェル)作成とCT撮影
明日からの放射線治療に備えて、診察後にシェル作成とCT撮影になりました。
カルテ用の写真を撮影してから、CT台に横になり、放射線治療中と同じ姿勢を取って、シェルを作成します。
まず、髪の毛をヘアバンドで止めて、温めて柔らかくしたシェルを顔に被せます。
息はできますが、できるだけ動かないようにして、しばらくそのままの状態を保ちます。
風を送ってシェルの温度を下げることで、私の顔の形にあったシェルが出来上がります。
時間にして5-10分程度だったと思います。
シェルの完成後、シェルを付けて、CT撮影を行います。
撮影も5-10分くらいで終了しました。
今日の予定はこれで終了し、明日から放射線治療が開始となります。
診察終了後、看護師さんからも丁寧な追加説明もあり、6-7週間の治療期間は長いので、何を食べても美味しくないので、食欲が出なくなり、体力が低下する方も多いとのことです。
体力が落ちてしまうと疲れやすくなり、日常生活にも支障をきたすので、できる限り避けたいところです。
対策としては、口当たりが良くて、栄養補給が可能なゼリー、飲料類だけでも摂るようにしてくださいとのことでした。
市販の化粧水、保湿剤は成分が不明のため、保湿剤の処方をお願いしたほうが良いとのことです。
また、保湿剤は朝と、入浴後に使用し、放射線照射前の使用は避けてくださいとのことです。
照射前に使用すると、放射線が均一に当らなくなる可能性があるそうです。
毎日通院するので、気になることは適宜相談してくださいとのこと、
長丁場になりますが、何とか頑張ってくださいと励ましていただきました。
ある程度予想はしていたのですが、副作用がどれだけ出るのかは未知数なので、軽いことを願っています。