最近招かれた披露宴の入場の一場面です。
素敵なお庭で春らしいでしょう?
久々の更新で、書きたいことはたくさんあるけど、
今日はアロマセラピーに関して、驚きを一つ
アロマセラピーは、花や木といった植物から芳香成分(精油)を取り出してそれを使用するケアです。「アロマ」=「癒し」というイメージが強いかもしれませんし、その作用が大きいのは事実です。しかしそれだけでなく、「むくみに対して」「痛みをとるために」などなど、成分の作用を科学的に分析して医師が精油を処方する国もあるようですよ
さて、ラベンダーなどに代表されるいい匂いを放つアロマですが、
匂いを感じない人には、効果はないのでしょうか?
30代のカメさんは
気管切開をして人工呼吸器を使用中、
その影響で匂いを感じません。
冬の間中、軽度の呼吸器感染症を繰り返していました。
咳や痰が増えて、息苦しさを感じることもよくあったのです。
室温湿度の調整、
抗生剤、気管支拡張剤などの内服薬や吸入薬、
呼吸筋のストレッチや体をひねるなどの呼吸理学療法、
などなど
思いつくことは何でも、医師とも連携してやってみました。
それでも辛い症状を繰り返す。
そこで「もしかしたら」と思いついたのが、アロマセラピーでした。
精油の作用機序として
①嗅覚を刺激する
だけでなく
②皮膚や肺の粘膜から吸収される
ことは何となく知っていましたが、
匂わなくても効果はあるのか、
正直なところ半信半疑ではありました。
ものは試し、と呼吸困難感が強いカメさんに使用したのは「ティートゥリー」
優れた殺菌作用と呼吸器系のトラブルに有効だとされている様です。
ホットタオルで背中を温めた後、
ベースのオイルに混ぜて塗布したら、
私自身、見ていて驚くほど呼吸が穏やかになったんです
いつも私たちのケアに対して「いい」「悪い」の評価やご希望を
全くと言って言わないカメさんですが、
この日ばかりはマッサージが終わるや否や
ご自分から「これは何ですか?分けていただけますか?」
と尋ねてきました。
匂いは感じないけれど
使用すると呼吸が楽になるということで
今も愛用なさっています
みんながみんなこんなにうまくはいきませんが、
匂わなくてもアロマの効果はありうるんですね。
ちょっと驚きでしょう?日々、発見です