イベント用に作ったり、試作品をあげてみたり、個人の方からの熱望で作ってみたり、などなどで、累計製作数10個を超えました( ̄▽ ̄*)
段々とレブル界隈で有名になってきて、
"ホットな雷妻 "とは何ぞやとザワつきもあり、今回はその機能を軽く解説してみようかと思います。
一言で言うと、サブバッテリー的な物で、バッテリーからの電力供給が足らない場面でそれを補います。
その効果の殆どはプラグ点火に現れ、具体的には
・トルクアップ
・アクセルOFF/ON時のレスポンスアップ
・燃費向上(相乗効果的に)
等の効果を感じる事が出来ます。
構造的にはこんな感じ
電解コンデンサの固まりです。
このコンデンサ郡にバッテリーから充電され、プラグ点火時に放電される仕組みです。
じゃあ、何故これを着けたらトルクアップするのって話について。
・プラグ点火の仕組み
バッテリー→イグニッションコイルからの電気を受け、それを昇圧してプラグから火花が飛ぶ訳ですが、バッテリーがへたったり、経年劣化で抵抗が増えたりして、必ずイグニッションに対して12Vの電圧が安定供給される訳ではありません。
特に発進時や、アクセルオフからのオン等、アクセルを開けた時、必要な電圧を供給出来ない事があります。
その時にコンデンサに貯めていた電気が放電されそれを補うという仕組みです。
カメラのフラッシュが同じ仕組みですね。
この際、イグニッションコイルに供給される合計電圧が12Vを超える事もありますが、問題は無く、むしろパワーアップに繋がります。
そんなん大丈夫なん?と思われるかもしれませんが、そもそもイグニッションコイル自体が昇圧装置であり、プラグ先端の電圧は3000Vとかに昇圧されています。
なので、元となる電圧が低ければ昇圧に時間もかかるし、3000Vまで昇圧出来ないという訳です。
余談ですが、昔のバイクだと昇圧チューンという事が出来て、常にイグニッションコイルに16Vの電圧を流すようにするチューンがありました。エリミネーターに乗っていた時にこれを着けてましたが、並列2気筒エンジンなのに、V型のようなドコドコ音がする程爆発力が上がりました。凄かったです( ̄▽ ̄;)
で、改めて自作ホットイナズマです。
【構成パーツ】
・25v 85℃ 470uf コンデンサ×2(低速用)
・25v 85℃ 1000ufコンデンサ×2(中速用)
・25v 85℃ 4700ufコンデンサ×1(高速用)
・基盤 4cm×6cm
・ケース W45×H25×D65
・ブッシュ 2個
・切り売りの配線25cm 1.25SP
・5Φ端子 2個
・5Φ×12mmネジ 2個(バッテリーネジ)
・ミニヒューズ 10A
・ミニヒューズホルダー
全部で1000円~1200円ぐらいです。
大阪日本橋のシリコンハウスで購入しました。
もはや常連(笑)
東京だと、秋葉原
福岡だと、天神の裏にこういうお店ありましたね。
通販サイトで買うとバラで買えなくて割高だったりします。
ホットイナズマの仕組みと役割からいくと、じゃあコンデンサ多ければ多い程効果あるんじゃないの?と思うかもしれませんが、そんな単純では無かったりします。
充電、放電を繰り返すものなので、容量が大きいと充電時間も余計にかかる為、効果が得られない等の問題が起きます。
又、容量が異なるコンデンサを繋いでいるのも、低速時~高速時で使われるコンデンサが異なる為です。デカいのを沢山繋いでも充電がおっつかないので。
理屈もありますが、実際レブルに最適な構成については試行錯誤してこの構成を見つけました。狭いシート下にはめ込むには、ケースの大きさもこれが限界だったのもあります。
接続は単純で、コンデンサを5個並列に配線してます。プラス側に安全の為、ヒューズを着けて完了。
1.25SPの配線を着けて
(これ以上太くても意味なし)
後はケースに穴を開けてブッシュ(ゴム)着けて防水、防塵を丁寧に行えば完成です。
興味ある方は是非、作ってみて下さい♪
ではでは(o'∀'o)ノ