どんどん、逃げ道を断っているのが分かる。自分で、この手で。
誰にも会いたくなくて、一人で考えたくて
でも
誰かに頼りたくて、独りでいたくなくて
まだ
目の前にある山をいくつも超えなきゃいけないのかと
大きな溜め息をひとつふたつ・・・
みっつ、よっつめ大きな深呼吸になった時、何かを知ってる私を見つけた。
超えなきゃいけない山の、奥にあるトンネル。
良くなると分かっているから絶った、逃げ道。
どこに行けばいいのかはまだ分からない。
でも少し分かる「これでいい」という確信。
霧の中を行く気がして恐れをなかなか手放せないけど
どこかで気付いている。
その霧が想像以上に早く晴れることも
おそらく、私は
知っている。