(あらすじ)

 

「新撰組のコスプレがしたい!!」

というフミのたっての願いで、

高幡不動の「新撰組祭」にやってきた俺と美雪。

 

ところが、着替え室で新撰組に扮した「お面」の人物に

フミは拉致されてしまう。

 

『沖田総司』と名乗る人物は、

フミの身代金三千万の手渡し役として、

祭りに参加している新選組隊士と同姓同名の6人を指定してきた。

 

はたして、誘拐犯『沖田総司』の正体は?

そしてフミの命は?

 

<『沖田総司』に翻弄される新選組隊士達>

京王稲田堤駅の南口改札に集合した、

新選組隊士と同姓同名の6人。

 

そこへ犯人から携帯にメールが届いた。

 

(内容)

改札の外に出て一方通行の道を逆に歩いて、

府中街道に出ろ。

その交差点の右側の電柱の脇に地蔵がある。

その地蔵をどけると駅のロッカーの鍵が置かれている。

それを持って南口の改札を出て、

左側にあるコインロッカーを開けろ

 

沖田総司

メールを見た6人はすぐに地蔵のある場所へ向かった。

その6人の行動を遠くから見ていた金田一と美雪。

2人は新選組隊士6人達とは50mの距離を空けながら、カップルを装って尾行することに。

金田一は美雪に、

「俺は車に立ち塞がった時に顔を見られてる。

 犯人に気づかれたらアウトだから、周囲に気を付けてくれ。」

と言い、

美雪は、

「任せて!いざとなったらあたし一人でも行くから。」

と金田一に言い、「頼む。」と彼は言った。

 

一方、新選組隊士6人達は地蔵がある場所に着いた。

地蔵はよく見ると新しいらしい。

隊士6人のうちの1人、斉藤一が地蔵をどけると、確かにコインロッカーの鍵が見つかった。

隊士6人は急いで京王稲田堤駅に戻っていった。

隊士6人とは距離を空けながら尾行していた金田一と美雪。

状況を見ていた金田一はスマホで剣持に電話を掛け、

「身代金を持った6人が、犯人の指示で今、

 駅のコインロッカーに向かってる。」と報告。

報告を受けた剣持警部は、稲田駅で張っている刑事達にロッカー周辺を監視させることに。

金田一は「くれぐれも犯人に見つからないようにしてくれよ!」と忠告した。

 

京王稲田堤駅のコインロッカーに着いた隊士6人は、

コインロッカーの鍵を使ってコインロッカーを開けると、

中には黒い鞄が積み上げられていた。

一番上の黒い鞄の上にメモが置かれており、内容は

 

隊士諸君、お勤めご苦労様

それでは今からこちらの指定する順番で上から一つずつ鞄を取ってもらう。

 

1番目は近藤局長、

次は土方歳三、

3番目が永倉新八、

4番目が山南敬助、

5番目が斉藤一、

そして6番目は新見錦、

 

近藤局長は持ってきた金を黒い鞄に移し替えろ。

ただし、追跡装置がないかどうか目の前で見せながらやるんだ。

その上で金の入ったバッグを副長の土方のバッグと交換しろ。

 

そして最後にロッカーに残ってる封筒、

その中に人数分のスマホが入ってる。

それぞれ自分の名前のものを持ち歩くよう、

受信はできるが発信はできないようになってるから

そこに届く指示を待て。

 

近藤局長が持っていた元の鞄と携帯はロッカーに戻し、

全員 黒い鞄とスマホを持って改札をくぐれ。

 

沖田総司

と書かれていた。

隊士6人は犯人の指示通りに行い、黒い鞄とスマホを持って改札に向かった。

 

それを遠くから見ていた金田一と美雪。

美雪は「メッチャ目立ってるね。」と感じていた。

ここで金田一は、なぜ新撰組の格好をさせた犯人の意図がわかってきたらしい。

美雪が「なんで?」と聞くと、金田一は「まさに目立つからさ。」と答えた。

「あれなら遠目で見ていてもすぐにわかる。

 やっぱり犯人はどっからか見てるんだ。」と言い、

金田一は再び自分のスマホで剣持に電話を掛け、

「オッサン!今現金を入れ替えて全員同じ黒い鞄を持って改札くぐったって。

 遠目ではっきり見えないが、現金は今、土方が持ってるようだ。」

と、報告。

報告を受け取った剣持は、金田一に引き続き後をつけるようにいった。

さらに剣持は捜査員達に、

「金田一が改札をくぐった。

 少し間を空けて、駅構内の捜査員は、

 全員が金田一の後を追ってホームに迎え。」

と言い、捜査員の正野、山本、坂口を動かした。

 

駅のホームにいた隊士6人の元に『沖田総司』からメールが届いた。

メールには

沖田総司

14時10分の各駅停車 本八幡行きに乗れ。

常にこのスマホの画面を気を付けて見てるように

と書かれていた。

隊士6人共、同じ内容のメールが届いていた。

しかしすぐにまたメールが届き、

 

山南敬助→2号車、

永倉新八→1号車、

新見錦→3号車、

近藤局長→5号車、

斉藤一→4号車、

土方歳三→6号車、

と、全員バラバラの号車に乗るように指示が出ていた。

隊士6人はそれぞれの号車の乗り場まで急いで移動。

全員バラバラに別れた所を見ていた金田一と美雪の2人は、

金田一が土方と同じ6号車に、美雪が近藤局長と同じ5号車に乗ることに。

金田一は剣持警部に、

「全員がバラバラになって14時10分発の各駅停車本八幡行きに乗り込むようだ。俺は金を持ってる様子の土方を追う!」と報告。

報告を受けた剣持は捜査員達に、

「全員バラバラに乗った。手分けして乗り込め。」と伝えた。

 

6号車に乗った土方からちょっと離れた所にいた金田一。

金田一は、自分の真後ろにいるガタイのいいサラリーマンを装っているのが刑事だと確信。

美雪が隣の5号車に乗っていることも確認した。

 

<『沖田総司』、刑事達を欺く>

調布駅に着いたところで、隊士6人にメールが届いた。

メールを見た6人は

「これは・・・・どうする?・・・・・従うしかない!!」

と感じた。

一方、土方歳三がスマホを見てドアの近くに移動したのを確認し、さらに隣の5号車に乗っている近藤局長も移動した所を見た

金田一はなにかに気づき、金田一は電車から降りた。

その行動を見ていた美雪は、

かなり迷いながらも電車から降りることに。

隊士6人達がまだ乗っているのになぜ降りたのかを美雪が金田一に聞くと、「まぁ見てろ。」といった。

『特急 新宿行きまもなく発車いたします』というアナウンスが流れると、隊士達が一斉に電車から降りた。

そして金田一は美雪に一緒に電車に乗るよう促し、

隊士達は発車直前にまた電車に乗り直した。

隊士達が電車から降りたと同様に、

電車から降りた捜査員達であったが、

まさか乗り直すとは思ってはいなかったらしく、

殆どの捜査員達が"ドアが閉まる直前"で振り切られてしまった。

捜査員の一人が、

剣持警部に電車のドアが閉まる直前に振り切られてしまった事と、上手く特急に乗り込めたのが金田一 一・七瀬美雪・正野刑事の3人だけ。と報告。

報告を受けた剣持警部は、「・・・・頼むぞ、金田一!」と願うしかなかった。

一方、特急に乗り込めた金田一も

「刑事は殆ど振り切られた・・・!

 次はどう出る・・・『沖田総司』!」

と、心の中で思っていた。

 

<感想>

出だしで二三ちゃんが目を覚ました時は、辺り真っ暗だったけど、二三ちゃんの目の前に一体なにがあったのか気になる。

あと警察の人、"一度降りてまた乗る"という発想も頭に入れておいてほしかったな。

今回は犯人に振り回されっぱなしだったけど、次回で展開がどう変わるのか、楽しみだな。